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長く働いてきた人の言葉

長く働いてきた人の言葉

長く働いてきた人の言葉

作家
北尾トロ
出版社
飛鳥新社
発売日
2013-04-26
ISBN
9784864102452
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長く働いてきた人の言葉 / 感想・レビュー

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団塊シニア

10人の職業の人の着眼点はいいけどルポルタージュとしては物足りなさを感じる、取材のなかでの引き出し方、作者の感想が弱いため読後印象にのこらない、上原隆のルポ作品と比較するとグッとくるものがなかった。

2015/07/27

mura_海竜

企画が面白い。出てくる人、職業様々。普通のことを語ってとの要望。しかし、皆、極めている。皆、ドラマがある。「人生最後の散髪」を頼まれる、重いなあ。筆者がまえがきで「説教じみた話しや人生訓は出てこない」。図書館本。

2014/08/09

むぎじる

北尾トロさんが、長く同じ職業についている人にインタビューしてまとめた本。「なんとなくこの職業についた」というような方々が多いのに驚く。肩ひじ張らず、仕事と自分に折り合いをつけ、工夫し、そして好きになったから長く続けていらっしゃるのかな。そして、人と心のつながりといった信頼関係を大事にしていることが共通していると感じた。人間関係を濃やかに築いてきたからこそ、生き生きとした話を語れるのだろう。とても楽しかった。

2014/05/01

壱萬弐仟縁

仕事について語ることは、人生について語ることでもある。仕事と生活がからみあってこそ人生(4頁)。欠けているものを補ってあげる、これがいい弁護士(23頁)。喫茶店は儲かんないんですよ。トータルで見ればそんなに儲かるもんじゃないですよ(106頁上段)。カフェは人が集まって楽しむところ。個人タクシーになると人柄、趣味、その人の持ち味が表に出てくることを発見しました(148頁下段)。床屋とは、町の社交場だった(248頁下段~)。世間話で情報交換の場。碁や将棋。

2016/04/07

booklight

【読友本】うーん、そうなんだよな。人は、こうなりたいと思ったものになるわけでもなく、その時の状況で、やれることをやって、歳を積み重ねていくんだよな。やりがいでも天職でも強い思いでも人生の目標でもなくて、生を紡いでいくというのが真ん中にあって、末端で合うとか合わないとかがあるんだよな。語られない普通のことが、語る人ばかりの時代には、染み込んでくる。灯台下暗しというか、背景色に目がいってなかったというか。単に普通の人を選ぶだけじゃなく、そういう普通の人を選んで取材して書くセンスがいい。さすがこなれたトロさん。

2021/12/30

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