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わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

作家
ロブ・ダン
瀬名秀明
野中香方子
出版社
飛鳥新社
発売日
2013-07-24
ISBN
9784864102599
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わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス) / 感想・レビュー

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ケニオミ

久しぶりに素晴らしい本に出合えました。人類はその誕生から長く被食者の立場であったため、少しでも危険と思われる環境を脳は極力排除してきた。それが高じて、今まで共存共栄の関係であった腸内の細菌や寄生虫を排除するようになった。そのため、免疫系の活躍の場が制限され、必要のない状況で免疫系が暴れるようになったのがアレルギーだという説明には大いに納得できました。現に寄生虫を体に戻して喘息を抑える方法が有効であることには頷けました。しかし、本書での最大の収穫は、盲腸の働きを知ったことです。驚嘆すべき働きです。ご一読を!

2013/09/09

くさてる

本来、人間は自然との相互作用のなかで進化してきたが、文明の進歩のなかで自然と切り離されたことにより様々な影響が出てきたということを具体的な病名を挙げつつ紹介した内容。ちょっとうさんくさい感もありつつ(マイナスの影響として挙げられるもののなかに自閉症まで入っている)、まだまだこれからの分野ということも伝わってきて、単純な、自然礼賛昔は良かったという内容ではありません。細菌の世界の豊かさ、面白さが一番に伝わってきました。

2013/12/03

アビ太郎

人間界から自然が消滅していき、無菌状態とも呼べるほどに細菌や他の生物たちとの接触がほぼ無くなってしまった。その弊害として、体内の防衛反応が過剰に働いてしまい、様々な不具合が発生しているという困難に我々は見舞われている。寄生虫を欲しているとのインパクトのあるタイトルが付いているが、自然を欲していると言える。なかなかの良書だった。HONZにも出ていた様な気がする。

2017/12/03

れい

寄生虫に焦点を当てた話かと思いきや、テーマは壮大で常識にとらわれない新鮮な見解が述べられていて面白かった。人類が生き延びるために排除してきた寄生虫や捕食者だったが、彼らがいなくなったことで人類は悩ましい負債も背負うことになった。ヒトは生物界の頂点に立ち、ヒトは自らが生身の生き物であることを忘れがちだが、われわれは他の生物とともに共生している。 高齢者が細いひも状のものを見てへびだと怖がるのは太古に人類がヘビに噛まれることを避けてきたなごりかもしれない。

2014/02/08

sonettch

「二〇〇五年末になって初めて、腸にも味蕾、少なくとも味覚受容体があることがわかった。それらの受容体自体は口の中にあるものと同じだが、二つの点が異なっている。腸の味覚受容体は、より小さな塊になってより分散しており、また、脳の意識に関わる部位に接続していないのだ。」などなど、生き物好きにとっては興味深いことがたくさん紹介されている。トキソプラズマ原虫に関する仮説も面白い。

2014/01/05

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