読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

手塚マンガで憲法九条を読む

手塚マンガで憲法九条を読む

手塚マンガで憲法九条を読む

作家
手塚治虫
小森陽一
出版社
子どもの未来社
発売日
2018-06-04
ISBN
9784864121354
amazonで購入する

「手塚マンガで憲法九条を読む」のおすすめレビュー

「漫画の神様」が描いた作品から、「戦争」と「平和」を考える

『手塚マンガで憲法九条を読む』(手塚治虫:著、小森陽一:解説/子どもの未来社)

 8月になると、日本はある独特の雰囲気に包まれる。それは8月15日が「終戦の日」であるからだ。日本各地で追悼行事が行なわれ、内閣総理大臣も公式に式辞を述べて不戦の誓いを新たにする。とはいえ戦争体験者も高齢化によって数が減り、記憶の風化という課題も。さらに政権与党たる自由民主党の「憲法改正案」により、いわゆる「憲法九条」の改正が発議されようとしている。戦争を知らない世代はこの「戦争と平和」問題をいかに考えるべきなのか。それを分かりやすく伝えてくれるのが『手塚マンガで憲法九条を読む』(手塚治虫:著、小森陽一:解説/子どもの未来社)だ。

 手塚治虫先生といえば、誰もが知る「漫画の神様」である。先生は多くの作品を世に残したが、その中には「戦争」を描いた漫画も少なくない。子ども文化評論家の野上暁氏が巻末解説で「手塚治虫の少年時代は、ほとんどそのまま昭和の戦争の歴史と重なる」と述べているように、少年時代に味わった強烈な戦争体験が根底にあるがゆえに、先生の手は自ずと戦争を描いていたの…

2018/8/20

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

手塚マンガで憲法九条を読む / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

OHモリ

●手塚治虫さんは戦争体験者、生きていればもう90歳になるんですね。戦争体験者の方々は高齢になってどんどん亡くなっているという現実と、戦争を知らない世代の人たちに戦争をしてはいけないというメッセージを伝えるという意味でこの企画の存在意義を感じて皆に広く推奨したいとは思います。 ●それぞれの作品はそれぞれに面白かった。とくにブラックジャックは面白かった。けど憲法9条と関連付けるのには正直なところちょっと無理がある気もした(もちろん私は憲法9条改正には反対ですが)。

2018/12/06

ふくいち

神サマ手塚治虫大先生といえば,「生命賛歌」である。手塚先生と憲法9条って直接結びつかないなぁと思いながら読んだ。もちろん,「生命賛歌=反戦」であるので無関係ではないのだが,手塚マンガを読んで9条改憲阻止って,手塚先生はそこまで言ってないよなぁ。9条改正ができないうちに9条の解釈を越えてできあがった既成事実,ならば現状に合うように9条を改正すべきなのか,さらにその先へ暴走するのを止めるため9条を維持すべきなのか。手塚マンガではその判断はできない。ただ,これだけは言える。戦争は絶対悪であり,必要悪ではない。

2018/07/23

ポン

17歳の時に毎日小学生新聞(少国民新聞)の連載でデビューされ、 生涯で全400巻に及ぶ漫画を残された手塚治虫先生。膨大な量で想像もつきませんが、漫画を愛する気持ちが無いと続けられない功績です。

2019/02/13

あお

「墜落機」で主人公の母が人目を忍んで、トイレで泣くシーンにジンときました。どの話も初めて読みました。怒りしかない。率直に昔の日本、愚かすぎるだろと思った。でも、怖いよなぁ。ちょっとしたズレや掛け違いでそうならないとは言い切れない現代。誰がなんと言おうと戦争は反対。そう言える日本であってほしい。

2019/01/03

つかほ

手塚治虫のマンガはいつでも最高。反戦に関連した作品をまとめて読めることにも意味がある。これで解説が良かったら最高だったのに。惜しい。

2018/08/30

感想・レビューをもっと見る