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死刑囚の有限と無期囚の無限 ―精神科医・作家の死刑廃止論

死刑囚の有限と無期囚の無限 ―精神科医・作家の死刑廃止論

死刑囚の有限と無期囚の無限 ―精神科医・作家の死刑廃止論

作家
加賀乙彦
出版社
コールサック社
発売日
2019-10-10
ISBN
9784864354080
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死刑囚の有限と無期囚の無限 ―精神科医・作家の死刑廃止論 / 感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

死刑囚の有限と無期囚の無限 ―精神科医・作家の死刑廃止論。加賀 乙彦先生の著書。死刑囚の有限と無期囚の無限はどちらがより過酷なのかは実際に経験してみないときっとわからない。でも死刑囚の有限と無期囚の無限の両方を経験できる人はいない。それは一人の経験として死刑囚の有限と無期囚の無限が両立することはないから。精神科医・作家である加賀 乙彦先生だからこそわかる死刑囚の心理。人間は全知全能ではないし間違える存在。それなら人間が人間に死を命じる死刑は廃止すべきという意見があるのも当然のこと。

2022/08/15

gtn

自分の犯行が夢のようにしか感じられないと述べる青年死刑囚李珍宇の言葉を真に受け、心動かされる著者。しかし惑わされてはいけない。若者の知恵は、繕ったり偽ったり、案外したたかであることを知っている。私もかつて若者だったから。

2020/01/14

サトシ@朝練ファイト

「黙想ノート」を読んでみたい

2019/11/09

アルクシ・ガイ

タイトルが素晴らしい。我々にしてみたら死刑も無期懲役も同じようなもの。どちらも二度と犯罪者と顔を合わせませんからね。でもこの両者は全く違う。

2021/07/28

kuma_kuma

日本において死刑廃止論が盛り上がらない要因は、国民の人権意識の欠如や犯罪者差別などであり、著者の訴える刑罰を人道的見地からどうであるか?という段階には至っていないのが現状だと思う。非人間的な殺人を犯した死刑囚が非人間的な扱いを受けて何が悪いんだという単純な疑問に対する答えが本書には無い。 個人的には、人類の滅亡後の心配をする人間が他にもいたんだということに安堵した一冊。次は著者の小説「宣告」を読みたいと思った。

2020/01/15

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