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嘘つき鳥

嘘つき鳥

嘘つき鳥

作家
久世光彦
出版社
幻戯書房
発売日
2014-09-22
ISBN
9784864880565
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嘘つき鳥 / 感想・レビュー

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nonpono

伊集院静の文庫本のあとがきが久世光彦だった。10代のわたしは難解な内容だったけど流れるような文章を書く人だと思った。それから久世光彦のエッセイを読んだ。だいたいは読んだつもりだったが、本書は死後に出たんですね。知らなかったけど、また久世光彦の文章に酔えるのは幸いだ。「嘘というものの行く末は、たとえ途中でほんとうになっても、そんなものだし、男と女も、見えつ隠れつする嘘を覗いてみたり、見えないふりをしてみながら、花が開き、やがて枯れていくものかもしれない。」何気ないのに美しい文章を美しい言葉を教えてくれた。

2023/06/07

mizuiro

久世光彦(くぜてるひこ)著者名振り仮名ないと読めない...久世さんの文章とても心地よいです!<あとがきにかえて>に小泉今日子さんと久世さんの奥様のお二人が寄稿されていて贅沢!

2022/09/23

冬薔薇

冒頭から映画を見ているような文章が続く。何故か久世の文章は涙を誘う、昭和の哀愁か、ノスタルジーか。「名前の話」は笑える。「顔のない夢」は乱歩モデルの小説へ。匿名願望は男でなくともあるもの。昔の映画の話も懐かしい。怖ろしいは美しい。大正から昭和にかけての日本の国の匂いを映像や文章に蘇らせたいと言った久世。もう一つのエッセイもしばらくして読んでみよう。

2015/10/21

羽毛

ちょっと懐古主義に寄りすぎと思う部分もあるが、久世氏の文章が好きでチマチマと全制覇を目指している。全集出してほしい...没後に出版されたエッセイは初読かな。どこまでが嘘か分からない自己韜晦の格好つけとも含羞とも取れる感じがやっぱり好き。遠くから憧れる分にはいいけれど、こういう人と暮らすのは大変だったのだろうと思う。

2015/08/12

hideko

私とは違った、知らない昭和の世界。 退廃的?

2015/07/04

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