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ぼくの鳥あげる

ぼくの鳥あげる

ぼくの鳥あげる

作家
佐野洋子
出版社
幻戯書房
発売日
2019-05-27
ISBN
9784864881609
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ぼくの鳥あげる / 感想・レビュー

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ぶんこ

表紙の絵、なんとなく「星の王子様」を思い出す。産まれてきた赤ちゃんの額に付いていた鳥の絵の切手。あまりの美しさに医師はポケットに入れてしまう。その医師から色々な人の手に渡っていった切手。戦場で出会った敵兵から貰ったのは大工さんでした。大工さんは妻へ、妻から娘へと渡った切手。大工さんも妻も良い人なのに、娘は意地悪なのが不思議でした。意地悪な娘が出会った鳥の絵を描く貧しい絵描き。一つの物がまわりまわって・・・。不思議で優しい物語。

2021/10/19

なつ

皆さん書かれていますが装丁が本当に素敵素晴らしい。七色の虹の羽、大きな翼を背に携えた女の子。向日葵色のワンピース、三つ編みにした長い髪、優しく微笑む彼女は地面(雲?)を爪先で軽く蹴り、ふわり、浮かぶように歩く。そんな装丁に心奪われ図書館で借りました。1枚の不思議な切手が様々な人の手に渡り、最後は出逢うべき2人が巡り合う。そう、あの『糸』のように。最初の出逢い方は最悪だったけど、でもそれも偶然ではなく必然。人は出逢う人で変わる。自分に向けられたたった一言で変わることができる。『僕の鳥あげる』は魔法のことば。

2021/10/29

ふわりん

なにより表紙の絵がよく語ってくれている、読み終わって改めてそう思った。素朴だけどとても素敵な絵だ。絵本か童話か、それとも長い詩か、とにかく自然に目が先へ先へとページを進みあっという間に読み終えた。内容はとても短いけど、鳥の切手を通してたくさんの人たちが優しさを繋いで行き。。。印象的な小さな一冊だった。

2019/07/01

赤とんぼ

本屋さんでタイトルと美しい色に魅かれて、おもわず手にとった一冊。とても美しい鳥の絵が描かれた、一枚の切手。その切手が、さまざまな人の手を渡る間に いくつもの想いが重なって、不思議と胸に愛情がしみ込んでゆくようだった。大切な人、好きな人に手渡したくなる一冊。

2019/06/17

コンチャン

「ぼくの鳥をあげる」って言ってくれる人に出会えたことで、読んでるこっちもなんだかほっこりできました。

2019/08/14

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