読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

聖伝 (ルリユール叢書)

聖伝 (ルリユール叢書)

聖伝 (ルリユール叢書)

作家
Stefan Zweig
シュテファン・ツヴァイク
宇和川雄
籠碧
出版社
幻戯書房
発売日
2020-08-26
ISBN
9784864882057
amazonで購入する

聖伝 (ルリユール叢書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あさうみ

とても良い…素晴らしい珠玉の短編集です。創世記をベースにし、おとぎ話のような楽しみのなかに「正しく生きるには」と問い続けて、読者の目を、心をひらかせる。戦争で苦難を強いられたユダヤの目線だからこそ。迫害の中で誰よりも平和を願い、生きるための希望を探し続けた…胸がいっぱいになります。解説まで逸品です。人生で出会えて幸せな一冊。

2020/09/08

nightowl

「ノアの箱舟」の鳩の行方から平和への祈りを物語る「第三の鳩の伝説」、兄を殺した男に心の平穏は齎されるのか「永遠の兄の目」、彷徨えるユダヤ人の聖具もまたあちこちを彷徨う「埋められた燭台」、人類と神の闘いは終わりないことを綴るショートショート風エッセイ「バベルの塔」を収録。「埋められた〜」は流浪人気質を持つ者にとってかなり響くものがある。哲学的境地に達した傑作。また、巻末解説を読むと「永遠〜」はたとえば政治的活動を避けることなど、ツヴァイクの無為の精神を表しているらしい。「朱雀家の滅亡」同様耳が痛い...

2020/11/08

ますん

ツヴァイクの新刊が出るなんてびっくり。相変わらず細やかな心理描写で読ませます。罪とは、神とは、宗教とは、信仰とは。困ったときの神頼みしかしない自分には、こういう神の文化はいつも不思議な世界に思えます。神は人々を幸せにしているの不幸にしているの?

2021/01/28

まどの一哉

「埋められた燭台」:ローマにひっそりと暮らすユダヤ人たち。侵略者に奪われた聖なる燭台の行方をこの目で確かめるため旅立つ7人の老人。そしてその記録を持ち帰るため同行する1人の少年。この魅力的な設定だけでもう物語の渦に巻き込まれてしまう。まさに作者ツヴァイクの人気作家としての腕だが、かと言って丁々発止の冒険が描かれるわけではなく、あくまで聖なるものと共にあろうとする信仰厚き人々の変転を追っていく。

2020/11/04

感想・レビューをもっと見る