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少女マンガのブサイク女子考

少女マンガのブサイク女子考

少女マンガのブサイク女子考

作家
トミヤマユキコ
ハギーK
笹生那実
能町みね子
出版社
左右社
発売日
2020-11-10
ISBN
9784865282931
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少女マンガのブサイク女子考 / 感想・レビュー

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鼻出し受験生・寺

これも面白い本だった。タイトル通り、少女漫画の不美人の扱いから、ルッキズムの問題に肉薄する本。この問題意識があるか無いかで意義が違うのである。無ければ『トンデモ本の世界』に堕してしまう。堕してしまえばまた誰かを笑いで無用に傷付ける。往々にして外見はいつも内面を傷付ける。人体が煙か湯気のようであれば良いのにと、私はいつも思う。内面の美に輝きを見る事ができれば、世の中は変わるだろうが、現代人は昔と変わらず外見を崇める。だから、帯の宇垣美里の推薦文が良くて感心した。我々は「魂で会話できない」のだ。良書。

2020/12/03

おでんのたまご

美人を表現する記号はある程度パターン化されているけど、ブサイクの表現は多種多様だ。ブサイクとの向き合い方も、周囲の扱いも。美人になれば解決というわけでもなく、それだけルッキズムのもつ圧が強いということの証左でもある。知らない漫画もたくさんあって読みたい漫画が増えたし、知っている漫画もトミヤマさんのキャッチーな文章で解説されているのを読むとまた違った視点が見えてきて面白い。これからフェミニズム的な視点を持つルッキズムに焦点を当てた少女マンガが増えることに期待

2021/01/08

なりぶぅ

ブサイク女子が主役の少女漫画に焦点を当て、それを五章にカテゴライズし作品紹介と解説を加えている。巻末には能町みね子さんとの対談あり。私はあまり読んだことのない作品ばかりだったので興味深く読めた。ブサイクの捉え方は作家それぞれではあるが、王道の少女漫画よりもキャラやストーリーのディテールを詰めないと読者の気持ちを掴むのが難しい分、このジャンルに手を出す覚悟みたいなものを感じる。その根底には読み手に伝えたい何かがあるのだろう。そう言えば子どもの頃に読んだ楳図先生の『赤んぼ少女』は今でも記憶に残ってるわ。

2020/12/17

ポルポ・ウィズ・バナナ

本題とややズレるんだけど「漫画表現における鼻描写問題」は昔からすごい気になってて、最近だと禰󠄀豆子ですよね。劇中超可愛いとされている禰󠄀豆子はむっちゃ鼻を省略されている。

2020/12/14

hirokazu

冒頭に「少女マンガのヒロインはブサイクという設定でも、ブサイクに描かれていないのはなぜですか?(要約)」と示されるので、それについての考察があるんだろうと思っていたら、単に「ブサイク少女」が登場するマンガのストーリーを淡々と紹介していくだけだった。1955年生まれで現在65歳の笹生那実さんという元商業漫画家(1987年引退。その後同人誌活動)の方の5ページのエッセイマンガの方が、1970年代にピークだった「偽装ブサイク設定少女マンガ」をリアルタイムで読んでいるだけあって、ちゃんと内容があった。

2020/12/01

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