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自殺直前日記 改 (鉄人文庫)

自殺直前日記 改 (鉄人文庫)

自殺直前日記 改 (鉄人文庫)

作家
山田花子
出版社
鉄人社
発売日
2018-11-20
ISBN
9784865371468
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自殺直前日記 改 (鉄人文庫) / 感想・レビュー

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吉野ヶ里

不器用な完璧主義者の日記。思ってたより、嫌な気分になる。当たり前だが、人間は色々考えていて、生存戦略を練ったり、防衛したりしている。彼女の日記には憎しみや嫌悪感、自己否定があふれている。一方で、喜びの描写が少ない。ほとんどない。記録しなかった喜びも見せて欲しかった。彼女の殉じた誠実さ(不器用なプライド)は、私が生き残るために捨てたもので、同種の何かがあったことを今も覚えている。最期までプライドを持つことは羨ましくもある。同輩にいたら敵対していたし、虐げていたとも思う。

2020/07/10

ユカ

この日記のとおりなら、著者の周りにいる人たちはかなり冷たいけど、それ以上に本人が一番辛辣。もう一人の山田花子が常にいじめている。「助けて」の後に「知るかよ」と続く。自分を客観視できて被害者意識が強い。苦しい。客観的に見た自分をこんなにつらつらと書き続けるのは苦しいだろうな。オシャレでスタイルいいのに…

2019/03/15

ぽるる

わたしが、小学校高学年くらいから20歳過ぎまで、毎月購読していた漫画雑誌「ガロ」に、連載を持っていた天才漫画家山田花子さん 。この「ガロ」という雑誌は、所謂アングラ系というやつで、連載している作家陣も錚錚たるメンバーでした。丸尾末広さん、花輪和一さん、ねこぢるさん、みぎわパンさん。その中でも、山田花子さんの存在感と才能は突出していたように思います。彼女が高層マンションから飛び降り自殺を図ったと知った時は、驚きもしましたが、それと同じくらい「そうなのか」と妙に納得してしまったことを覚えています。

2018/11/28

bgo

毒親

2022/01/30

吉本浩紀

部分的ではあるが共感できる部分もある。ネガティブな人間はいつの時代でも考えていることは似ているようだ。この本は日記だが、今の時代はTwitterなどで容易にこのような人の思いを知ることができる。それが良いか悪いかは分からないが…様々な要因で悲観的な人間もこの世にいるということを忘れてはいけない。

2019/07/12

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