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無我―「私」とはなにか― (サンガジャパンVol.26)

無我―「私」とはなにか― (サンガジャパンVol.26)

無我―「私」とはなにか― (サンガジャパンVol.26)

作家
アルボムッレ・スマナサーラ
前野隆司
ネルケ無方
永井均
石川勇一
中川吉晴
パイサーン・ウィサーロ
浦崎雅代
アチャン・ニャーナラトー
横山紘一
三砂慶明
井上ウィマラ
大谷彰
藤本晃
出版社
サンガ
発売日
2017-05-01
ISBN
9784865640847
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無我―「私」とはなにか― (サンガジャパンVol.26) / 感想・レビュー

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まいこ

前野隆司氏は、自分というのは錯覚だと気がついてから生きることが楽になったそうだが、私もそれを目指して生物や意識の本を読んでいるのかも。実感としてはまだまだ、「私」があるような錯覚の中にいるので、なかなかその境地に到達できないけど。科学的なアプローチでも、事実をありのままに見て「私」に実体はないことに気がつけば、それは修行だとスマナサーラ氏。ネルケ無方氏の「私」は常にうつろうもので実体がない話を読んで、身体を構成する素粒子だって数年で全部入れ替わるという、散逸構造としての生物の定義にもつながると思った。

2020/08/01

ミー子

すごく良かった。今号のテーマは「無我」。仏教の、難解だが大事な教理である「無我」について、色々読めた。特に面白かったのは、スマナサーラ長老と脳科学者前野氏との対談や、心理学者でミャンマーでの出家経験もある石川氏の文など。石川氏の文は、出家中の体験談が興味深く、日本の世俗で生活していると、こういう心の状態にはなれないのかもしれないと思った。また、インドの聖者ラマナ・マハルシのことは初めて知ったし、真我についての文はすごかった。今号の寄稿はクォリティが高い(深い)ものが多い気がする。改めて、素晴らしい雑誌だ。

2017/06/11

の箱

永井均さんの寄稿「自我、真我、無我について ーー気づき(サティ、マインドフルネス)はいかにして可能か」を目的に読んだ。ざっくりとは、<私>から「私」に起こる現象を見ることが「気づき」であるというお話。疑問は「中心化されてない無内包が主体でなくてよいのか」(そんなことできないけど)。やろうとすると無内包から自分を見ようとした瞬間に元に戻る。<私>→< >→<私>。経由せず<私>からでいいのかな。でもなんか意識すべき気がするのよな。

2018/02/28

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