ともだちってどんなひと?―LLブック
ともだちってどんなひと?―LLブック / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
知的障害がある人にも読みやすいように描かれた絵本はLL絵本という。いつも利用している図書館にLL絵本やその定義についての本が所蔵されるようになったので、どういうものなのか、知りたくなって読みました。文字は大きめで太文字、平仮名が多いが、漢字にルビもあり。登場人物の表情も分かりやすいのも良いですね。そして内容は「ともだち」について。シンプルだけど、実は私たちも(実は)見ないようにしている大切な事を説いています。
2019/01/17
♪みどりpiyopiyo♪
良いご本♪ ■とてもわかりやすい「ともだち」の意味。難しいテーマをシンプルな言葉で具体的に語ります。特別なことは出てこないので ふむふむさらりと読み終えてしまいそうになるけれど、とても納得のいく内容です。大事な人は極わずか。■知的障害などを持つ人は、知っている人を皆「ともだち」だと思い騙されることも。知っている人が全部「ともだち」じゃないんだよということを教えるための絵本ですが、幼児から大人まで、障害のある人もない人も一緒に考えたい良いご本でした (๑`・ᴗ・´๑) (2018年)(→続
2019/05/15
きさらぎ
「ともだち」って、毎日一緒にいる同級生や同僚のことじゃありません。笑ったり悪口をいう人ももちろん 違います。「ともだち」は特別な人です。あなたが好きだと思い向こうもあなたのことを好きな人。悲しいときは一緒に悲しんでくれ、いいことがあったら一緒に喜んでくれる人です。 知的障害者は、知っている人を皆「ともだち」だと思い、騙されることが多いようで、知っている人が全部「ともだち」じゃないんだよということを教えるための絵本ですが、大人になっても境界はハッキリわかりません。 あなたのともだちはだれですか?
2019/02/03
たまきら
LLブック、娘が保育園のころから結構お世話になっています。文章も絵もわかりやすくないと、くみ取ることができない人がいる。そして、気づいてあげることができないことがおおい。そんなことにハッと気づかせてもらえるシリーズです。娘は自分と違って社会性のある子ですが、「ともだち」の定義では首をかしげることが多く(大人だってかしげますしね)、この本を読むのは面白かったようです。一人で長いこと眺めていました。
2020/04/07
みつばちい
どんな子にもわかりやすい言葉、文字の大きさ、デザインで書かれているLLブックの一冊。異才発掘プロジェクト一期の16歳の子が挿し絵を描き、赤木かん子さんが文を書いている。とくに知的障害のある方は知り合いを友達と思ってしまうことがあり、友達とはどんな人のことかを分かりやすく伝えてくれる。小学生にも改めて大事なことかも。
2019/05/22
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