人生、何を成したかよりどう生きるか
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人生、何を成したかよりどう生きるか / 感想・レビュー
Good Tomorrow
内村鑑三氏の講演『後世への最大遺物(1894年)』について、佐藤優氏による解説。『まずお金をもうけなさい、事業をしなさい、それができなければ教育に携わるか、本を書いて思想を遺しなさい』120年以上前の明治時代と今では、価値観、考え方も当然違う。けれど、今までの当たり前が変わっていく時に、何か自分なりの答えを探すのに読んでみた一冊。今がよければじゃなくて、後々に何をのこしていきたいか、佐藤優さんからの授業という感じの本でした。
2021/05/25
ひめぴょん
内村鑑三の講演とそれに対する解説という二部構成。あまりしっくりとはこなかったですが、生きていくうえでお金、事業、教育、文学が重要というのは納得。内村の講演:「清らかな欲望」を持つ。正しく清らかな目的のためにお金を使う。本を書いたり教育したりして思想を遺せる。今事業をするのではなく、将来もずっと戦い続けたいと思い、その思想を紙に書き遺してこの世を去るのが文学者の大きな志であり、文学者の事業。思ったままを文章にすれば読んでくれる。心に訴えるから。佐藤の解説の部分:やりたいことがなくてもいい。試行錯誤したり、
2021/05/22
乱読家 護る会支持!
後世に遺すものとして「お金(子どもに遺すのではなく、社会に遺す)」「事業」「思想」を挙げておられて、 さらに、誰にでも遺せて、有益で害にならないものとして「勇ましく高尚な人の一生」をあげておられます。 新渡戸稲造氏や渋沢栄一氏らとの思想の近さも感じます。明治維新で自由を得て、各自が自分勝手に生きようとする国民が多い中で、それを諌めようとされる方々が出てきて、またそれを道徳感の高い人たちが支えたのでしょうね。
2021/07/19
たくみくた
63冊目。
2021/09/12
きんくま
凡人は、死んだ後の評価まで気にすることは無いだろう
2021/06/03
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