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僕が殺しました×7 (TO文庫)

僕が殺しました×7 (TO文庫)

僕が殺しました×7 (TO文庫)

作家
二宮敦人
出版社
TOブックス
発売日
2021-03-01
ISBN
9784866991702
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僕が殺しました×7 (TO文庫) / 感想・レビュー

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キンモクセイ

「ああ、殺した。殺してしまった。僕はリエを殺したんだ。」天使のように美しい顔、透き通った瞳で僕を見つめてくれていた。心から愛していたのに僕の心を踏み躙った。憎んでも足りないくらいだ。でも何故だろう?心がすっきりしない。警官が迎えに来た。こんなに早くバレるなんて。えっ?みんなが待っている?みんなって誰だ?連れて行かれたのは、ある会議室。ここにいる僕を含めた男女7人がエリを殺したと言う。それぞれ犯行動機と殺害方法を告白していく。あの時、僕は確かに殺したはずなのに。誰が殺したんだ?

2022/04/23

坂城 弥生

帯にある通り確かにどこにも救いが無かった…

2021/09/02

うまる

ひとりの女性を殺害したと主張する人が7人いるという設定がとても興味を引きます。7人それぞれが動機の正当性を主張する自白タイムは、人の狂気やクズっぷりの描写が凄くうまくて面白かったです。よくこんなに、ひとりの人間に対する殺害過程を考えたもんだと感心しました。 ただラストがものっ凄くつまらないです。まさに打ち切りマンガパターン。実は不死身ちゃんでしたとか、SFでもとんでも真相でもなんでも良いから、広げた風呂敷は畳んでいただきたかったです。

2021/08/31

キナコ

ある女子高生の殺人を認めた7人の容疑者、各自が犯人は自分だという。各自が自白していくなかで見える人間の思い込みや歪んだ認識、狂喜をじっくりと書いた作品。でも終わり方がちょっと残念。ただリエちゃんが可哀想。胸糞悪い終わりかたが好きな人にはヒットするかな?人って本当に自分の良いようにしか解釈しないんだろうなぁって思う一冊ですね。

2022/04/18

nogi

登場人物たちみんな自己中すぎたのもあってか、自白の様子を他人として眺める視点で読めたので、楽しめた。読了後、自分でなんとなくは解釈できたけれど、まだモヤモヤが残る。そういう意味でも、じんわりと余韻を感じる小説だった。結局は、何でも自分中心で物事を考えてしまうのかな、と思ったら醜さと人間らしさで複雑な感情になった。

2023/04/24

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