本に、オトナにしてもらった。~人生の分岐点は、本屋さんにある。~
本に、オトナにしてもらった。~人生の分岐点は、本屋さんにある。~ / 感想・レビュー
tamami
本書の一行、一頁、一話ごとに、「うん、その通り。そうそう、そうなんだよ」と相づちを打ちながら読む。文字通り、本と人生に関わる金言集といった感があり、本を人生の糧としている人々にとっては、読むことと生きることの源泉ともなり得るのではないか。本書は全体として、著者の幼少期から大学を経て現在に至るまでの読書記録ともなっていて、多くの名著・名作が紹介されるとともに、それらを読むことで上っていくオトナへの階段があることを教えられる。冒頭の「本は、読む人の「記憶をひもづける装置」です」という言葉に深く納得させられる。
2022/05/24
Roko
本屋さんの目立つところに置かれた本もあれば、本棚で背のタイトルしか見えない本もあります。誰かが本棚へ戻さずに平置きの本の上に置いて行ってしまった本に、心惹かれることもあります。本との出会いも一期一会。ステキな本に出会えるのはとても「運がいい」のです。そんな気持ちで、また本屋さんへ行ってしまう。それが、とても楽しいのです。 中谷さんの本を読むと、必ず素敵な言葉に出会うことができます。そして「わたしは運がいい」と感じるんです。だから、ちょっと弱っているときには中谷さんの本を読むことにしています。
2022/10/16
古本虫がさまよう
小学2年から6年までバスに30分ほど乗って英語塾に通っていたそうな。バス停の近くに本屋があって、バスが来るまで立ち読みをしていたとのこと。時にはバスにも乗らずに立ち読みを続けたり。田中角栄の『日本列島改造論』を買ったりしたこともあったそうな。 自宅のスナックには住込みの二十歳前後のお姉さんがいて、時には彼のために眠る前に「読み聞かせ」をしてくれたそうな。また江戸川乱歩を読んで、エロスにも目覚めたそうな。貸本屋もあって借りて読んだことも……。そんな読書との体験の日々を綴った自叙伝。
2022/10/07
hinotake0117
threadsにてオススメされている方がいらっしゃり手に。 中谷氏の小学校時代から今に至るまでの本に対する愛着を本の魅力とともに述べる。 本を人のように接し、恋する気分で大事に出会いをとらえていらっしゃるのが印象的。いちいち頷ける。
2023/07/12
感想・レビューをもっと見る