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あなたのための短歌集

あなたのための短歌集

あなたのための短歌集

作家
木下龍也
出版社
ナナロク社
発売日
2021-11-11
ISBN
9784867320068
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伊織もえ「賢さアピールしても結局おっぱいに目が行くので」――普段語ることのない、哲学や経営に関する本に惹かれる理由【私の愛読書】

 伊織もえさんはインタビューのなかで「グラビアをやっている人間は、なかなかこういう話を聞いてもらえない」と語った。

 さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回ご登場いただくのは、コスプレイヤー・ストリーマー・グラビアアイドルの伊織もえさん。

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(取材・文=金沢俊吾 撮影=金澤正平)

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──伊織さんの愛読書をお伺いさせてください。マンガがお好きなイメージがあったのですが、今日持ってきていただいた3冊はどれも違うようですね。

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同じダークサイドの人間!? きっかけは“読者はがき”『ずっと、おしまいの地』刊行記念対談!【こだま×木下龍也】

 今年8月に、エッセイ「おしまいの地」シリーズ最終巻となる『ずっと、おしまいの地』を刊行したこだまさん。それを記念して、シリーズ1作目に読者はがきを送っていたという歌人の木下さんとの対談が実現! 身近な出来事を短歌、エッセイそれぞれの切り口で発信しているお二人に、お互いの作品について、また“記憶が作品として生まれ変わる瞬間”について伺いました。

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あなたのための短歌集 / 感想・レビュー

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シナモン

「大きさも深さも違う花瓶にはそれぞれ似合う一輪がある」「いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた」「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」「もがくほどしずむかなしい海だから力を抜いて浮かんでいてね」「この夢の由来はきっと母さんに読んで読んでとせがんだ絵本」 「実家にはいつもバナナがある きみがふいに帰ってくる日のために」「「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい」いろいろ沁みました。

2023/05/20

はっせー

この本には力がある。そしてこの本を手元にあるだけで言葉の宝箱を持っている感覚になる!読者にお題をいただき木下さんがそれに答える。その答えをまとめたものがこの本である。なんと言っても歌がいい!お題になるものが自分の境遇や立場に似ているものがあり共感できる。何個も本に折り目をつけて見直している。例えば「絶望もしばらく抱いてやればふと弱みを見せるそのときに刺せ」めっちゃいい!絶望ってその瞬間だとかなり辛くて心にくる。だがその絶望もずっとは続かない。いつか終わりが来る。それを表現したものが心に刺さった!

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榊原 香織

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だいだい(橙)

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2023/01/28

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