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「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える―絶望から生まれつつある希望

「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える―絶望から生まれつつある希望

「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える―絶望から生まれつつある希望

作家
尾藤廣喜
雨宮処凛
小久保哲郎
稲葉剛
吉永 純
田川 英信
渡辺潤
藤藪貴治
橋本真希子
西田真季子
生活保護問題対策全国会議
出版社
あけび書房
発売日
2017-07-22
ISBN
9784871541527
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「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える―絶望から生まれつつある希望 / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【小田原市で発覚した衝撃のニュース】生活保護利用者を侮蔑する「生活保護なめんな」「不正を罰する」とプリントされたジャンパーなどを10年もの間、職員は身にまとい続けていた――。この問題の核心は何か? 全国の福祉現場に「見えないジャンパー」は蔓延していないか? 事件発覚を契機に、生活保護行政の問題点と改善の道筋を、生活保護利用者、弁護士、研究者、福祉職員らが考え合い、提起した労作。「検証委員会報告書」、改訂『生活保護のしおり』も全文収録。5年前発刊。もう、この事件も世間からは忘れ去られているでしょうね……。⇒

2023/08/31

こばまり

新聞の社会面で報道を目にした際、不謹慎にも笑ってしまったのだ北野映画の一コマみたいで。懺悔のつもりで詳細を追った。自立の概念は人それぞれだから難しい。市民の意見も批判と擁護が拮抗した。起きてしまったことは不幸だが市の対応は迅速で素晴らしい。

2018/12/09

ゆう。

小田原市で発覚した生活保護担当部署の職員による「保護なめんな」「不正を罰する」とプリントされたジャンパー事件。その問題の核心は何なのか、また権利としての生活保護を守るための生活保護行政や職員はどうあるべきなのかを考えることができました。本著からは全国の福祉現場に「見えないジャンパー」が蔓延していないかと問題提起がなされ、小田原市が経緯を分析し、改善に向けて報告書を作成したことの重要性に触れながら、「ともに命を輝かす」福祉実践をこれから作っていく課題があると指摘されています。生活保護行政を考える良書です。

2017/08/18

ロア

生活保護利用者に寄り添い支援する立場にあるケースワーカー職員が、暴言の書かれたジャンパーで武装して利用者を威嚇する、実際に言葉でも罵倒する。。。ああ…とても日本らしいな…と思う。物理的にジャンパーを着用していなくても、心に着込んでる職員が殆どだろうし、私たちだってきっとそうだ。マスコミは「不正受給だ!」と煽って偏見を植え付ける。不正受給率は支給額全体の約0.4%ほどで、しかも、子供のアルバイト代を申告し忘れたとか悪意の無いものが多いのだそうです。。。

2017/10/04

R.

問題についてよく理解していなかったことがよくわかりました。予算、組織全体や世論なども大きく影響しているようで、根深い問題だと思います。

2021/02/14

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