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東海道五十一駅

東海道五十一駅

東海道五十一駅

作家
小谷野敦
出版社
アルファベータブックス
発売日
2011-07-27
ISBN
9784871986526
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東海道五十一駅 / 感想・レビュー

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たくのみ

文豪、名作、権威、あらゆるものを斬りまくる著者のナイフが、自身と周りに向かったとき、その切れ味は血みどろの惨状を生み出す。見え過ぎる、感じすぎるということは辛いのだろうが、私小説的世界として見せつけられると、訴訟すら演出ではと感じてしまう。

2013/07/15

pudonsha

「ロクシィの魔」はニヤニヤしながら読んだ。

2012/05/04

yoyogi kazuo

西村賢太が日記の中で言及していたので図書館で借りて読む。同じ私小説でも西村賢太を読んでいると解放されるのに、こっちは窒息しそうになるのはなぜだろう。西村は「小谷野さんは車谷長𠮷の系統だと思う」と勝又浩との対談で言っていたが、車谷の小説も読んでいて息苦しくなる(これは私小説ではないが佐藤泰史の小説にも似たものを感じる)。表題作は、不安神経症の素因のある人が読んだらトリガーになりそうなので、つげ義春の日記と同じで、取扱注意。

2022/05/29

keiトモニ

躁鬱性異常体質風空中浮遊話ですね。文体が氏独特のスタイル或いはパンクロック作家風のスタイルからか、登場人物がやたら入れ替わり一貫性がまったく見えない、神経変性と思しき構成で空疎でしたから、就寝しながら読む人には向いていませんね。小谷野氏の小説なるものの筋書きはどれも同じで、いつもの語り口でした。ロクシィの魔は、若い頃の自分でも対応はなかなか困難でしょう。

2012/07/04

kokada_jnet

表題作は『文学部唯野教授』に感じた不満を解消してくれる、アカデミズムの世界の真の恐怖を描いた、暗さの極みの私小説。「ロクシィの魔」も私小説で発表していただきたかったが・・、やはり無理かしら。

2011/09/23

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