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自殺のコスト

自殺のコスト

自殺のコスト

作家
雨宮処凛
出版社
太田出版
発売日
2002-01-01
ISBN
9784872336443
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自殺のコスト / 感想・レビュー

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青蓮

「完全自殺マニュアル」の姉妹本。自殺した場合、どれだけお金がかかるのかを記したもので、興味深く読みました。死んでしまった本人にはお金のことなんて関係ないけれども、残された周りの人達は大変だ。もしくは自殺に失敗した場合も。情報が古いので保険関係の部分は今と違うだろうけど、それなりに参考にはなります。私もかつては色々やらかしたけれど、本書を読むと自殺は割に合わないからやめておいた方がいいなって思ってしまう。「完全自殺マニュアル」もそうだけど、この本も私にとってはお守り的な本です。

2017/08/24

RE:PIRO

いや、素直に面白かった。 まあ、「俺、自分が死んだあとのことなんてしらねえよ」と開き直られたら そこまでなんだが 「発つ鳥後を濁さず」という日本人的美学が染みついているひとであれば 自殺後の処理にどんだけ費用がかかるかというのをこれで学べば 十分自殺の抑止になるかと・・・。 少なくともメディアで「自殺はダメ!」とか無駄に叫ぶより よっぽど心に響く。 ただし、自分自身は他人を犠牲にしてでも生きる気満々なので 参考文献程度です(笑)

2013/07/08

若冲

自殺が僅かに減少したのは喜ばしいニュースなんでしょうが…自殺者の遺族側からの情報や自殺の後始末にかかる費用迄丹念に調べて掲載されて居る本誌を読めば、リスクの大きさは分かると思う。 先ず、そこ迄冷静な人は自殺を選ばないかもしれないが。 柳美里の自殺と併せて読むと尚、自殺に関して考えてしまう。 希死念慮の有る方は本を読むよりも、気持ちを他人に聞いてもらう様にした方が良いけどね。答えが出なくても話す事で自分の考えが整理されるから。

2013/01/20

touhu@レポートに埋もれています

学校の司書さんが読んでたのでカシテモタイマシタ♪( ´θ`)読みやすいですが、心が痛くなる内容です(O_O)

2014/07/01

NICK

ロープや果物ナイフを用意して自殺しようと思うこと(もちろん実行する度胸はない)が度々あるのだが、自分が死んだあとどうなるのかは気にしていなかった。この本には自殺したあと訴訟があって遺族がウン千万の賠償金を受け取って…… という例が山ほど載っている。なるほど、自殺はワンコインで手に入るロープやナイフを用いればよい。一方でそのワンコイン自殺によってその何百倍ものカネが動くわけだ。誰かが切実な想いをもって自殺しても、資本主義社会はそれすら経済効果として取り込み、悠々と駆動していくと考えると乾いた笑いが出てくる

2013/09/06

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