読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

映画の中にある如く

映画の中にある如く

映画の中にある如く

作家
川本三郎
出版社
キネマ旬報社
発売日
2018-02-16
ISBN
9784873764580
amazonで購入する

映画の中にある如く / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

もりくに

川本三郎さんは、最も信頼している映画評論家です。でも、彼の文章は、とても注意深く読む必要があります。なぜなら、彼は基本的に「悪口」を書かないので、褒め具合で作品の評価の判断を、しなければならないから。ただ、彼の褒め方は昨今の映画会社のお先棒の「映画ライター」の「よいしょ」とは、似て非なるものです。彼の書き方は、「レファランス(参照)」という方法だそうで、新しい映画を観た時、同じ手法の映画を思い出すということで、次々に映画のタイトルが出てきて、その作品世界、俳優のことが語られ、とても楽しい気分になります。

2018/07/12

踊る猫

泣く子も黙る川本三郎氏のエッセイを纏まった読むのは実はこれが初めて。静かなる怒りが伝わって来る……と言えば言い過ぎだろうか。古い映画を愛する一方で『もらとりあむタマ子』や『ハッピーアワー』のような新作をいち早くチェックし、なるほど直接的に政治状況にコメントすることはしないものの鋭敏に映画から時代を読み取ろうと腐心していることが伺える。その姿勢には唸るしかない。新しい映画を観て感覚を磨き続けていた淀川長治と同じスピリットを持つ批評家の一冊だな、と思わされた。是非とも『舟を編む』『きみはいい子』を観てみたい!

2018/06/14

感想・レビューをもっと見る