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無国籍地 Stateless Land-1954

無国籍地 Stateless Land-1954

無国籍地 Stateless Land-1954

作家
奈良原一高
出版社
クレオ
発売日
2004-05-01
ISBN
9784877360979
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無国籍地 Stateless Land-1954 / 感想・レビュー

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なる

その後六十年以上にわたり写真を撮り続けた奈良原一高のまさにデビュー作と言える作品群。廃墟となった砲兵工廠を、軍需工場で働いた経験を持つ独自の目線で切り取る。屹立した塔を冒頭に添え、否が応でも空漠な想いを鑑賞者に予感させる。すでにその機能も目的も失った軍需工場は国籍のない土地。おそらく戦時は活気にあふれていただろうその跡は人の意志の気配もなく圧倒的な不毛さを表出させて唯そこにある。本人のあとがきからも意気込みを感じ取れる。まさにここから滑り出すように奈良原一高のビートは始まったんだな。

2020/07/01

NагΑ Насy

世界の見方がまるで違う。レンズを通して切り取られた、影。

2015/02/15

gu

あとがきより『写真の素晴らしいところは、その表現が「究極の無」であることだ。「そこに何もない」その爽やかさが僕を飽きさせない。宇宙そのもののように』。写真はその場所であってその場所でないものを写しているのかと思ったり。影、というか照らしているものがあるということに何故かわくわくさせられる。

2015/03/04

NагΑ Насy

クリスマスに

2014/12/25

amane

奈良原の処女作をまとめた写真集。戦後の砲兵工廠跡のコントラストを効かせたモノクロが素晴らしい。 写真の素晴らしいところは、その表現が究極の無である事だ。p47

2020/02/08

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