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無限の網――草間彌生自伝

無限の網――草間彌生自伝

無限の網――草間彌生自伝

作家
草間彌生
出版社
作品社
発売日
2003-03-31
ISBN
9784878934650
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無限の網――草間彌生自伝 / 感想・レビュー

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pino

草間さんは文筆の才もお持ちだ。読んでいる端から言葉が立体化するのだ。カンバスは天井まで積み上がり、オブジェや服で、空間が埋め尽くされる。そして「水玉模様」は床、窓、天井を這い出し、無限に広がる。彼女の魂は精神世界を彷徨い、スミレに脅迫され、網に囲まれる。恐れや苦痛を表現した作品に、自ら埋没し「自己消失」をはかり脅迫観念を克服するという。怒涛のような生きざまが読み手の心に焼きつく。アメリカで行った「ハプニング」の数々には卒倒しそうだが彼女の真髄に触れれば納得できる。強靭な魂で「私を生きる」草間さんが好きだ。

2012/06/22

keroppi

一昨年くらいに、草間彌生が富士の版画に取り組むドキュメンタリー番組を見た。年はとっても、そのエネルギッシュな姿に引き込まれ、草間彌生をもっと知りたくなった。最近の新聞でこの本のことを知り読んだ。この過激で異常なエネルギーは、凄いの一語に尽きる。彼女の芸術作品にもっと触れたくなってきた。

2016/10/21

芍薬

凄まじい人生。彼女の時として不快にまで感じる圧倒的な水玉のエネルギー源に触れられます。 この世には何かに選ばれてしまったとしか思えない壮絶な人生を送る人が居て、魂を削るようにして何かを作らざるを得ない。 名声を得ると人は羨むけれどそんな作品をただただ鑑賞できるだけの幸せを私は感じました。

2012/05/21

gokuri

少し前の作品だが、草間氏の半生が余すところなく伝わる「刺激的」な自伝。 最後の章で、日本に対するいらだち・憤りが示されているが、その状況は今もかわっていない。

2015/10/17

wknwkn

草間弥生って、どんな人なの?そんな興味本位で手に取った。しかし彼女の半生という域を超えて、日本の美術界のことや、芸術ってなんなんだろう、とか、いろいろ考えさせられた。辛い幼少期の記憶を持ち、現在も強迫観念に襲われながらも制作を続けている彼女に、私は何度ありがとうを言っても足りない。何度も自殺を考えたような彼女の新作を今現在も見て行くことが出来ることが奇跡とすら言える。芸術家は身を削る。そのために私みたいな庶民は芸術を楽しむことが出来る。感動出来る。そのことに感謝出来た一冊でした。読んで良かった。

2013/09/17

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