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日本の名随筆 (16) 性

日本の名随筆 (16) 性

日本の名随筆 (16) 性

作家
吉行淳之介
出版社
作品社
発売日
1983-11-01
ISBN
9784878939167
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日本の名随筆 (16) 性 / 感想・レビュー

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James Hayashi

著名な作家の性に関する随筆を吉行淳之介が編集したもの。エッチというよりふむふむと関心させられた話題が多い。83年と古い本であるが、性に古いも新しいもない。動物の愛情表現から性行為もあり興味を引いた。

2019/09/06

Ribes triste

吉行淳之介「四畳半襖の下張『裁判』法廷私記」が読みたくて手に取りましたが、真面目ありユーモアありの選集でした。大庭みな子「幸福な夫婦」、岩城宏之「どうして男に『初○」がないのか」、中川志郎「動物たちの恋文」がよかったです。

2018/02/14

れどれ

性に関する文人たちの随筆集。吉行淳之介が編者を務めているだけあっていずれの文も奥深い。性の話は奥底まで手が届かぬのが当たり前、見とおしきれぬのが妥当なところを、めいめいの術法をもってして掘り出してやろうとする魔術的奥深さ。どうやら「男」は大して掘り下げる値打ちもないようだ。「男と女」についての話題が最も多いか。しかし文人たちの本気は「女」を語らせたときこそ放たれる。とくに一流女性作家による「女」語りは真に迫るものがありおそろしく、また「女」の魅力をさらに深めてもくれる。

2021/03/20

猿田康二

編者吉行淳之介氏があとがきで書かれている。「性は極めて個人的なものであるが、その中で普遍的な随筆を集めてみた。」いずれも誰が読んでも、心躍らせ、膝を打ち、他人に話したくなるエピソードばかりだ。特に気に入ったのは、渡辺淳一の「ワギナ感覚とクリトリス感覚」、安岡章太郎の「フリーセックス時代はくるか?」の中のゴリラのセックスのエピソード。佐藤愛子の「我が性教育論」は娘と本人とのやりとりが微笑ましい。中川志郎「動物たちの恋文」は傑作。そして吉行淳之介「四畳半襖の下張裁判法廷私記」は大爆笑した。

2018/02/03

行加

随筆シリーズの「性」。編者は吉行淳之介さん。このシリーズの顔ぶれは、私が元から好きな作家さん3割で、残りは国語の資料集では知ってはいても、作品は未読、という方や、「え?この人エッセイ書くの?」という職業の方々で、そこがまた意外で面白いのですv 「性」も、野坂さんとか澁澤とか渡辺淳一さんは予想出来ますが、丸谷才一さんとか開高健さんとか岩城宏之さんなんて、私には意外な方々でした(^_^;)しかも、意外な方の方が面白い内容なのです!! 流石、餅は餅屋。 図書館に、ずらっと並んでるので、また暫く借りてみようと思

2013/11/17

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