ガリ版文化を歩く: 謄写版の百年
ガリ版文化を歩く: 謄写版の百年 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
詩人・菅原克己の名をここで見いだすとは思わなかった。「ガリを切る」。この言葉も今は死語に近いのだろうか。刊行時には細々と生き残っていた謄写印刷も、すでに消え去っているのかもしれない。しかし電気も複雑な機械もいらない印刷として、かつては広くどこでも使われていた。文化を底辺から支えてきたあり方は、今で言えば、ネットからの発信に喩えられるかもしれない。
2018/05/03
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