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あたまの底のさびしい歌

あたまの底のさびしい歌

あたまの底のさびしい歌

作家
宮沢賢治
川原真由美
出版社
港の人
発売日
2005-12-01
ISBN
9784880083476
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あたまの底のさびしい歌 / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

賢治の書簡集。生身の賢治がじかに伝わってくるので、作品よりもすばらしいと感じることがあった。特に理想と現実のギャップにもがき苦しんでいる姿が伝わってくる96ページから始まる手紙は、忘れがたい印象を残す。「しっかりやりましょう」という言葉が21回も繰り返されるところが面白い。神様のように思っていた宮沢賢治を身近な存在として感じられるようになった。詩人としての賢治が顔を出して、日本語の文法や分かりやすさを無視して、ひたすら自分の想いやイメージを熱く語るところは、わくわくしながら読んだ。

2014/09/12

二戸・カルピンチョ

手紙は詩であり、詩は手紙である。宮沢賢治のことはよく知らない。アウトサイダーだったのか?

2019/03/23

ナヲ

賢治が友人や家族に当てた手紙。中には人間らしい賢治の言葉が綴られており、時おり涙が溢れそうになる。「ただ流れよ。流れよ」「われわれは楽しく正しく進もうではありませんか」「また書きます」

2017/11/26

おおにし

書簡集などどこが面白いのかと思っていましたが、この宮沢賢治の手紙はどれも面白かったです。まとまりのない文章で意味がよく分からないところが多いのですが、文の断片がキラキラ輝いていて宮沢賢治の熱い気持ちが伝わってきます。友人に向かって「あなたはこんな手紙を読まされて気の毒な人だ。そのため私は大分心持がよくなりました。」と書いているところをみると、手紙を書くことが彼のカタルシスだったのでしょう。また、賢治が理系の人であり、熱心な法華経信者であることも手紙を読んで再認識しました。

2013/01/10

ykshzk

賢治が主に親友、そして父や弟などに宛てた手紙。手紙の中には宝石のような言葉もあれば、あまりイメージには無い、情熱や怒りを含んだ言葉もあり。怒りは他人に対してではなく、定職につかずグズグズしている自分へ対する、焦りと情けなさから。自分は意志が弱いのではなくて、やりたいことに対する強い意志があるのだと。そのために手薄になってしまう生活の一部分に対して、人がツッコむから、意志が弱いみたいに見えてしまうだけで、あー、もう。。というような葛藤が描かれている部分があって、賢治の生命力を感じるとともに、親近感が湧いた。

2021/03/17

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