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アカシアの道

アカシアの道

アカシアの道

作家
近藤ようこ
出版社
青林工芸舎
発売日
0000-00-00
ISBN
9784883790630
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アカシアの道 / 感想・レビュー

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どんぐり

初の漫画登録。毒親本の一冊。元教師の母親が若年性認知症になり、独身で一人娘の美佐子が介護することになる。母親を介護することは、仕事も私生活も犠牲を伴い、次第に母親に対して憎しみを増していく。その憎しみは女手一つで厳しく育てられた幼少期の頃へとさかのぼる。どこにも逃げられない親子関係、再生の道は過去のこじれた糸を編み直しながら、前に進むしかない。

2014/11/20

oz

再読。近藤さんがこだわり続けた家族をテーマにした傑作。母娘家庭の主人公は抑圧する母との決別を果たし自立するがその時間は母の痴呆で終りを迎える。フラッシュバックする過去が影のようにとりつき、現在と未来の閉塞的な空気を画面からにじみ出さんばかりに投影させる様は圧巻。でも、たぶん今がこのねとつく血のような「家族」にリアルを感じる最後なのではなかろうかとも思う。

2009/09/23

龍國竣/リュウゴク

厳しく躾けられた娘が、やっとの思いで離れた母親と、アルツハイマーを発症したことをきっかけに暮らすことになる。この作品で描かれるのは、人間に対する不信と信頼との間でゆれる人々。誰でも実の親に打たれれば不信になる。でも信じることはあきらめない。

2011/11/04

あまがえる

苦しい本だった。母子家庭、一人娘。息苦しいほど緊密で、お互い逃げ場のない母子関係。肉親だからこそ、お互いに求めるものは大きいし、期待に添えなかった時の落胆は大きい。凄まじいリアリズムだった。厳しいだけの母親が壊れていく様を一人で受け止める娘。逃げ場を求めて、愛してもいない男を求め、更には死を望む追い詰められ方は鬼気迫る。共感者が現れたことが救い。人は気持ちを解ってもらいたいし、自分の話を聞いてもらいたいのだ。介護は孤独。出口の見えないトンネル。

2011/06/23

caramel

コマ運びがとても読みやすくて、スムーズに読み進められた。 内容は、子供時代から良い関係ではなかった母が認知症になり〜って話は他でも見た事あるのに、全然ありきたりにならない存在感のあるお話でとても良かった。 主人公が思いつめていくのは切なかったが、実際こんな想いを抱えてる人はいるだろうし、増えていくのかもしれない。 古い作品だと思うけど色あせていないし、読んでおくべき一冊だと思った。 ラストは彼氏の事もお母さんとの事も、スッキリした終わり方で良かった。

2017/01/25

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