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花屋の娘

花屋の娘

花屋の娘

作家
西岡兄妹
出版社
青林工藝舎
発売日
2004-05-25
ISBN
9784883791590
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花屋の娘 / 感想・レビュー

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きなこ

西岡兄妹の絵本は絵がきれいだ。 そして、人生の無常さ、無情さ、人間という有限な存在の無力さが感じられて、きれいだけど、乾いていて、硬質で殺伐とした感じがする。空っぽの心の人たちが住む町で、人々の心を花でいっぱいにしようと思った花屋の娘が、町を花で満たす。 ゼラニウム、バラ、チューリップ、スミレ・・・それぞれの花言葉を背負ったたくさんの花たちが、町と人を飾っていくさまは美しい。 けれど、その花は、人の心までを変えることはできない。

2016/04/26

みんなで絵本イベントで再読しました。色とりどりの綺麗な花と虚ろな人々。やっぱり最後の頁が心に刺さります。

2013/07/27

たくさんのお花が綺麗。最後の頁が呆気なくて、西岡兄妹っぽくて好き。

2011/09/16

龍國竣/リュウゴク

鮮やかな花を、次々と見せられる。実にカラフルな花々。描かれている人物も多種多様。心が空っぽな人々を、娘は花で満たしたいと思った。最後の言葉で、それまでの色とりどりの景色が一気に静まり返る。表紙裏に書かれた花言葉も楽しい。それでも心は空っぽのまま。

2011/12/18

那智@灯れ松明の火

からっぽな人たちにお花を咲かせる花屋の娘の話。たくさんのお花。最後のページが怖かった。

2011/04/12

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