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THE HERO: アメリカン・コミック史

THE HERO: アメリカン・コミック史

THE HERO: アメリカン・コミック史

作家
ローレンス マズロン
マイケル キャンター
越智道雄
出版社
東洋書林
発売日
2014-11-01
ISBN
9784887218192
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THE HERO: アメリカン・コミック史 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yyrn

コロナ報道の息抜きに読んだ本。私はアメリカンコミックが大好きだが、この読み応え十分の大型本を読みながら感じた違和感は・・・たぶん私は、小野耕世が紹介してくれる昔のアメコミが好きだったんだな。ダークヒーローなどという言葉がいまだ存在せず、正義は明るい力だと信じられていた時代のアメコミにただ単純に憧れていたんだ。高校時代に読んだ『バットマンになりたい』(74)はいまだに私の本棚のセンターに鎮座していて、たまに手に取るとあっという間に童心に帰る。バッドマン最高!「ダークナイト」(08)のジョーカー最低!

2020/04/14

くさてる

1930年代から現代に至るアメリカンコミックの歴史をたどった一冊。図版が豊富で読み応えのある内容で、アメコミに興味はあるけれど、どこから手をつけたらいいか戸惑っている自分にとっては全体像が分かる感じで、良い入門書でした。もちろん、作品そのものを読むほうがより理解が深まるのだとは思いますが。アメコミの背景となっている社会情勢にまで丁寧に触れているので、アメリカの歴史書を読んだような気分にもなりました。面白かったです。

2015/07/13

ドント

スーパーマンの誕生直前から2013年に至るまでのアメコミの趨勢と変化を追う教科書的な逸品。その歴史をろくに知らない自分にとっては大掴みに流れがわかるとてもありがたい代物だった。いささか誤字脱字が多いのが瑕瑾だが、主力出版社マーベルとDCだけではなくその他のコミックにもサッと触れたり目立たぬヒーローや悪役についてコラムを割く工夫でこれ一冊では不足っぽいぞとの奥行きを感じさせる。作家たちの世代交代や社会の動きに合わせ、時に先導するようにアメコミがダイナミックに変化していく様が大変おもしろい。いい本を読んだ!

2016/03/21

電球

アメコミが誕生した1930年代から現代までの歴史的過程や変遷を概観している一冊で、「アメコミは正義の味方が悪を叩きのめす単純な話」と無知から来る誤解をしている日本人に是非読んで欲しいが、非常にボリュームある本なのでアメコミに興味ある人向けなのは間違い無い。各時代別にアメコミが抱えた課題や転機、そしてどのような変化を迎えたか把握するのに適している。反面、各キャラに関してはスーパーマンやキャプテン・アメリカは別として詳しく論じられてないので、ヒーローやヴィランについて知りたければ別の本を探すべきだろう。

2015/01/29

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