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有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス ダ・ヴィンチミステリーシリーズ)

有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス ダ・ヴィンチミステリーシリーズ)

有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス ダ・ヴィンチミステリーシリーズ)

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
発売日
1998-04-01
ISBN
9784889915280
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有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス ダ・ヴィンチミステリーシリーズ) / 感想・レビュー

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ばりぼー

有栖川さんとは同世代です。乱歩の少年探偵団シリーズやホームズ、ルパンからミステリーにのめり込んで行くのは、私達の世代の必然コースですね。そこからクリスティ、カー、クイーンなどの海外古典に触れ、横溝正史、高木彬光、鮎川哲也などの国産探偵小説へ…全く同じルートです(涙)。「ロジックがあってこそ推理小説」であり、「一点の揺るぎもないロジックで謎を分析し解体して証明するからこそ推理小説は面白い」という意見に賛同。「有栖が語るミステリ100」のうち未読のものが約2/3もあり、今後の楽しみがさらに増えました。

2013/12/09

かさお

何かを極めようと一心に励む人が好きだし憧れる。作家さんの熱い思いに触れるにつれ、彼らの読んでた本を私ももっと読みたいな〜となる。有栖川さんは小学校の卒業文集の時点で作家になると書き、つまらない現実に復讐して一矢報いる手段はこれしか思いつかなかった、と述べている。なんとなく分かるような思春期の出口の無さ。原稿用紙の枡目を埋める事で世界を作っていたという渇きのようなものが、後にどんどん大きな海になっていったような様。熱気にあてられた、これを読んで月光ゲームや孤島パズルを再読したらまた景色が変わるだろう。

2022/03/19

みや

有栖川先生の本に纏わるエッセイ集。三部構成。①読書遍歴。子供の頃からミステリに触れているのが、とにかく羨ましい。圧倒的読書量とミステリ愛に感嘆した。カフカや安部公房など自分も好きな作家さんの名前が出てくると非常に嬉しい。②お薦めミステリ100。既読は5作のみで、名前すら知らない作家・作品も多かった。好きな作家さんというよりもミステリ好きの先輩からアドバイスを頂戴した気分。読みたい本がまた増えた。③乱読発売までの14作を自作解説。全て既読だが、また読み返したくなった。どの作品も好き。火村先生、愛してる。

2016/10/16

Yuki

先日読んだ「アルキメデスは手を汚さない」って誰かのエッセイで読んだなぁあったあったこれだ、の再読。先生が高校生の頃のちょっといい話コラムでした。20年前にエッセイ本買ってたとか当時高校生の私、有栖川マニアだな。そして今は出戻りのマニア。これとか学生アリスを読んでミステリ研に憧れたもんです。この頃からブックガイドのセンスが抜群だったのね。デビュー作から「朱色」までの自作解題やエピソードも興味深い。「朱色」の動機がどうとか、定期的に(ドラマ化の時とか)議論になるけど、ここに答えのひとつが記されていると思う。

2018/01/08

みっちゃん

再読。有栖川有栖さんの読書遍歴、お勧めの推理小説100冊、自作の解説。どれも分かりやすく面白く、読みたい本が飛躍的に増えてしまう。実際この本のお勧めに従い何冊か読んだが、とても面白かったものと、難し過ぎてわからなかったものがあった。にもかかわらず紹介文を読むと再度挑戦してみようかと言う気にさせられる、紹介文の情熱と旨さ。今回一番驚いたのは、学生アリスと作家アリスが別人だということ。ややこしや…。

2015/06/27

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