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立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる

作家
立原道造
魚喃キリコ
出版社
パルコ
発売日
2010-04-01
ISBN
9784891948207
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立原道造詩集 僕はひとりで 夜がひろがる / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

寺山修司とか、中原中也のような魂の雄叫び、咆哮のようなものはない。立原の詩は、静寂の中に一滴のしずくを落とすような静かな主張であり、存在の証明を表すかのような言葉たちなのである。しかし、そこに異物のように魚喃の絵が重なることで、しずくたちは大いなる波紋を引き起こす。静かだった存在が、我先にと激しく主張を始めるのだ。刺激による覚醒…もしかすると、凛とした言葉の裏には艶めかしい想いが隠されていたのではないか…そうだとすると、今までの解釈が意味を成さない。全てが瓦解していく。

2012/04/21

恭子

とても素敵な詩集。 今回は図書館で借りて読んだけれど、購入検討中。 いつも鞄に入れて持ち歩きたいな。

2016/07/22

野のこ

この本を持った感じが手に馴染んでいいなぁと思い借りました。病気でわずか24歳の若さで亡くなられている作家さんだと知りました。良い詩を書こうという気持ちがひしひしと伝わり、「詩はだのに、いつも空ばかり眺めていた」。一緒にこっちを向いてよ!と思いました。愛するひとの詩が自分を見失ないそうになりながらも、「今こそ激しく強く生きねば」という一文にぐっときました。日常の物や外の草木、体の一部から物語が始まりそうでふわっと余韻に浸りました。デッサン風の絵も味わいあるし、ふとピンクの糸が出てきて素敵でした。

2016/12/27

片瀬

24歳という若さでこの世を去った詩人・立原道造の詩集。カットは漫画家・魚喃キリコさんです。おしゃれなピンクの糸の和綴じ本。「夜が すれちがひながら 小さな傷をつけてゆく ちようど死の記号のやうに 僕の腿に 胸の骨に」《無題》。言いようもない虚無と感傷に切なさが込み上げます。「うつろふものよ 美しさとともに滅びゆけ!」《薄明》。後ろ向きな希望。無粋なことに、作者の自然や恋愛の情趣はよくわかりませんでしたが、この詩には強く胸を打たれました。

2016/03/31

Romi@いつも心に太陽を!

たった24年しか生きなかった風のような詩人。彼は常に死を見つめていた。風に自由を求め、孤独の闇に嘆き、失ったものへの痛みを唄った。ふと見過ごしてしまいそうな一瞬一瞬をとらえる繊細な人。キリコさんの挿絵がぴったりです。最後の愛に溢れた詩たちも良かった。

2010/06/02

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