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幸福の王子

幸福の王子

幸福の王子

作家
オスカー・ワイルド
Oscar Wilde
原マスミ
出版社
ブロンズ新社
発売日
2010-04-01
ISBN
9784893094872
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幸福の王子 / 感想・レビュー

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まさぽりん

王子とツバメの優しい行動に胸が打たれて、涙が溢れました。本を読んで心が洗われる感覚でした。本当によい絵本です。王子の金箔が剥がれてゴミ置き場に捨てられてしまったシーンは衝撃的で悲しかった。最後は幸福の象徴の四つ葉のクローバーのある楽園で再会できてよかったね。私にとって何度も再読したい本の1冊となりました。

2014/10/04

Cinejazz

街の広場に建つ黄金の像〝幸福の王子〟は、目には青いサファイア、剣の柄には大きな赤いルビ-がはめ込まれていました。人間として生きていたころの王子は、世の中の悲しみや苦しみを知らないまま、周りの人々にかしずかれて暮らす幸せな生涯をおくりました。 〝ほんとうの幸せとは何なのか?〟不幸に喘ぐ人の存在を知った王子の目から涙があふれ落ちて・・・。王子の手足となって人々の救済に励む一羽のツバメ、天国で見つめる神様とキュ-ピッドの存在、自己顕示欲のつよい市長とその取巻き達。オスカ-ワイルド原作の読み聞かせ絵本です。

2021/10/06

文吾

★★★★★/図書館本で児童書。病院の待ち時間に読んだのですが泣いてしまいました。有名な作品なので展開は知っていたのに、泣いた。最初は嫌々王子の手伝いをするツバメ。王子の体から一つ二つと宝石が抜かれて目も失うと、ツバメはもう何も言わず黙って王子のそばにいる。王子から離れないということは、冬を越せないということ。この時点でツバメが死を覚悟するのが伝わりました。そしてツバメが死ぬと王子の胸が張りさける。涙。原マスミさんの絵も素敵でした。特に表紙の王子の青い目が。

2016/05/28

ochatomo

原マスミさんの絵と抄訳 ややデフォルメされた絵だがストーリーははしょらず天国での救いまで描く 2010刊

2018/01/23

たんぽぽ

同作品の読みくらべ。当たり前だけど、原作から絵本化するとき、作り手によって丁寧に描写している部分、この場面はあっさり、もしくはカットしてるんだなとか少しずつ違って個性が出るものなんですね。この本では、つばめの会話がやや現代風な気がした。つばめは王子の頼みに対して、初めのうち、エジプトへ戻りたいという気持ちを伝えていて、次第に王子の気持ちに寄り添っていく様子が読み取れて良かった。初めのうちからあまり主張せず、あっさり従うつばめのパターンの絵本もあってその場合、少し盛り上がりに欠けるかなと感じたので。

2017/08/28

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