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ノスタルギガンテス

ノスタルギガンテス

ノスタルギガンテス

作家
寮美千子
出版社
パロル舎
発売日
1993-07
ISBN
9784894191068
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ジャンル

ノスタルギガンテス / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

「小惑星美術館」の感想を挙げた所、読書人さんからこの本をお勧めされて読んだのですが・・・・・。無常と混沌に気まぐれに惹かれたのにどんどん、人々に影響していき、価値づけられ、本質から乖離していく。作られた偶像の醜さと人々の期待と嫉妬の視線。綺麗が汚い、汚いは綺麗に。潔癖で独善的でエゴイスティックでヒステリックで残酷でプラスチックのような生身の無さ。空と地が逆転してずぶずぶと空に沈みながら汚いものが降り注ぐようなイメージが奔流し、「死んじゃいたいな」と思ってしまった作品でした。

2013/04/12

くさてる

これはちょっとすごいものを読んでしまった、というのがいちばんの感想。難解な言葉は使われていないのに、重ねられていく言葉によって広がるイメージはなんとも濃密で、でも、目に浮かぶように具体的で、溜息が出るよう。そしてきっと読む人の数だけそのイメージは違うのだろう。人工物のがらくたと生命力の象徴のような榎のコントラストが、琥珀の羽虫のように固まる美しさ。個人的には鳩山郁子の作品を連想した。素晴らしかった。

2015/04/25

イカロスたけふみ

うあー、全体的な話としてはペシミスティックな少年時代モノで、取り上げているテーマからその哲学までたいへん好みなんだけど、いかんせんネーミングセンスが気に入らなくてもやもやが収まらない。ネーミングセンスさえもう少し何とかなっていたら…。

2014/05/28

未然

言葉は火だ、とひとりの男は言う。神は鏡だ、とべつの男は言う。意図せず創造神となった少年が作り出した廃墟の宇宙は、言葉と鏡の前に「神話」として形作られ、原初の力を失い、琥珀の中へと閉じこめられたオブジェと成り下がっていく。とてもナイーヴな小説だ。ナイーヴで、攻撃的で、言葉への、意味への反抗心を剥き出しにして、けれど為す術もなく敗れ、呑まれ、消えていく。今読んだら評価が変わるかと思ったけど、むしろ改めて良い小説だと思った。個人的には寮美千子のベスト。

2009/07/15

りりり

言葉のセンスがとても好きな作品だった。森、樹々などが出てくる作品は幻想的で個人的にとても好き。

2015/10/02

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