KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ラプンツェル―グリム童話 (おはなしのたからばこ 16)

ラプンツェル―グリム童話 (おはなしのたからばこ 16)

ラプンツェル―グリム童話 (おはなしのたからばこ 16)

作家
内田也哉子
水口 理恵子
出版社
フェリシモ出版
発売日
2009-12-18
ISBN
9784894325050
amazonで購入する

ラプンツェル―グリム童話 (おはなしのたからばこ 16) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちはや@灯れ松明の火

あなたと重ねたかけがえのない時が光を与えた。かごの中の鳥、飛べない翼、窓のむこうの四角い空。朝にとけていく夜の名残を、眠りに落ちる夕暮れの紅を、いくつも数えながら、今日もまた、ひとり。やさしい声。髪をすく、長い指。知らない色に空が染まる。ふたり、という夢をみた。あなたと過ごしたいとおしい時が、光を奪った。求めてはいけない、緑の宝石のような葉も、産まれたての息吹も、物憂げにさえずる小鳥も、心をとかすぬくもりも。必ず失われてしまうから。それでも。あなたたちとかけがえのない時を重ねたいと、眩い光を求め続ける。

2013/05/27

小夜風

【図書館】うわあ♪素敵でした!今まで読んできたラプンツェルと同じお話なのに…同じお話なのに……まるで演劇を観ているかのようにドラマチックでロマンチックで、ドキドキしました♪セピア色の絵も美しくて、場面の切り取り方が本当に素敵です。最後の余韻も何ともいえません。こういうのホント好きです。このお二人で他のグリム童話も描いてほしいなぁ♪

2015/04/24

ナハチガル

『ラプンツェル』ってこんな話だったっけ?美しい絵、静だが不穏な語り口。いしいしんじさんの『赤ずきん』にはとまどったけど、これは読んでよかった。指先、足先、無機的な塔、どす黒い大きなハサミなど、フォーカスの選び方がうまい。A+。

2015/06/08

おはなし会 芽ぶっく 

3年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】おはなしのたからばこシリーズから選書。グリムやアンデルセン、昔話、落語など。 みんなが知っているのはディズニーのおはなし、こちらとは違うことを話しています。どちらのおはなしも「毛根最強」に大笑いしていました。

2021/12/17

遠い日

グリム童話の「ラプンツェル」を内田也哉子さんの再話で。お話の運びはややあっさりめだが、水口理恵子さんの絵がなんとも美しい。グリムの仄暗さをよく写し得ている。

2019/04/01

感想・レビューをもっと見る