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ヘルズエンジェルズ

ヘルズエンジェルズ

ヘルズエンジェルズ

作家
ハンター・S・トンプソン
石丸元章
出版社
リトル・モア
発売日
2011-03-05
ISBN
9784898153062
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ヘルズエンジェルズ / 感想・レビュー

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harass

辞書並みの厚さの本だが思いの外さくさく読めた。60年台アメリカに現れたアウトローバイクグループの実像をほぼ唯一潜入して取材した著者のデビュー作。取材先に過剰なまでに取り入る、主観丸出しの文章を駆使する著者はある種のスターになった。長いあいだ読みたいと思っていた本だが、やはりこれは伝説的な本だ。改造ハーレー、ナチの紋章、汚れたデニム、長髪髭の荒くれ男のバイク集団。彼らは正直、社会の敗残者である…… 奇人変人たちと社会の偏見とマスコミのでたらめな報道と、著者も参加した走行会の内容。そして彼らとの決別。名著。

2016/04/25

owl&shepherd

1969年ローリング・ストーンズのコンサートで警備中の「暴走族」ヘルズエンジェルズが観客を殺した。そんな知識しかなかった。彼らはもちろん一般人とはかなり違うが、マスメディアや政治家が作り上げた虚像がまかり通っていたことがよくわかった。著者のヘルズエンジェルズなりきり取材も、訳者のなりきり翻訳も良かった。ある視点から見た1965年ころのアメリカ。読みたい本い手を出しているだけだが、やっぱりこれまで読んできた本と通底するものがあるとが自覚できた。自分から知ろうと努力しない限り、結局は何もわからない。

2017/08/17

Yoko Kakutani 角谷洋子/K

時にヘルズエンジェルズたちに辛辣でもあるのですが、インテリが上から目線で貧困階級を描く、といった偉そうな視点がないところが、読みやすかった。自らバイクを買い、エンジェルズたちとランを共にするという体当たりの姿勢が痛快。個人的に好奇心を覚えたのは「ママ」と呼ばれるヘルズエンジェルズの女性たち。彼女たちはエンジェルズ全体の共有財産とされ時に輪姦もされるという……恐るべきエピソード。無職のエンジェルズを養ったりもするとのこと。彼女たちの心理にもう少し踏み込んで欲しかったところである。

2020/08/28

冬憑……(ふゆつき)

鋼鉄の馬に跨り、アメリカを震え上がらせたアウトローバイカー集団"ヘルズエンジェルズ"。恐れられる荒くれ者達が、なぜアメリカのイコンにまで祭り上げられたのか。伝説のゴンゾ・ジャーナリスト"ハンター・S・トンプソン"が描く物語を日本のゴンゾ・ジャーナリスト"石丸元章"が訳す。そこにあるのは、愚直なまでに自分に正直なバイカーの生き様。ページを捲るごとに脳内に響くチョップドホッグのエンジン音。バイクと共に旅をしながら読みたい、そんな本書。

2013/01/19

ren

やっと読了。この本は男性向きなんだろうな。

2011/09/15

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