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止まりだしたら走らない

止まりだしたら走らない

止まりだしたら走らない

作家
品田遊
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出版社
リトル・モア
発売日
2015-07-08
ISBN
9784898154151
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止まりだしたら走らない / 感想・レビュー

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しんごろ

すごい構成だなあ。そして、まんまとしてやられたわ。ラストは一気読みせざる終えない。クセになる面白さですね。「アンゴルモアの回答」の高根栄樹は、とんでもない奴だと思いながらも、笑ってしまう。これくらいの嘘なら、まあ許せるかな。新渡戸先輩のラストでのツッコミは秀逸!そして気になる終わり方に、どうなったのかなと想像が膨らみますね。

2018/11/21

しんたろー

品田遊さん初読み。中央線を舞台に、先輩&後輩の八王子へ向かう道程と、様々な乗客たちのチョッとした小噺が交互に語られるショートショート……「うんうん」「あるある」と頷きながらサクサク読めた。途中で何度もクスッとさせられラストで「そうきたか!」と感心もしてホノボノした。特に先輩の屁理屈や小ネタが、私の帰郷した先輩に酷似していて懐かしく思いながら読み進めた。気が付いたら3時間も掛からず読了し、久々に気楽な読書タイムを過ごせた。レビューに惹かれなかったら手にも取らなかっただろうから、素直に感謝、じゃがーさん!

2019/04/02

❁かな❁

わー!これすごくいい‼︎東京の中央線を舞台にした色んな人々のショートショート。それぞれのお話が個性的で面白い♪シュールだったり青春してたり、ほっこりしたり。高校生2人のお話は連作短編になっていてそのやり取りが特に楽しかった♡新渡戸先輩のキャラが面白くて都築くんの返しもいい♫小学2年生の作文も個性が出てて可愛い♡ダ・ヴィンチ恐山として漫画も描かれてて今作で小説家デビュー。読みながらじわじわくる感じ!それで最後2編まできて、めっちゃいいー‼︎って思った!たまらないー♪とにかく最後まで読んでもらいたくなる作品♡

2018/08/20

あも

とんでもなく好み。大好きだわこれ。尖りに尖ってなお柔らかいこのセンス。中盤から頬がゆるみっぱなし。中央線の乗客縛りのショートショート。車内での些細な一幕や、益体もない脳内の台詞を切り取ったパートと、幕間の連作パートのマリアージュも絶妙。今日の昼飯何にしよう?って思考をダラッダラ書くだけでこれだけ面白いってちょっと凄いぞ。現実を生きる日々の中、高速で置き去られる雑事と無駄な思索。されど、立ち止まって初めて気付く事がある。無駄なモノって面白い!余分な空白に目を向けられる。それこそが人間の素晴らしさ。読むべし。

2018/07/24

ででんでん

読友さんのレビューで、この本の存在を知ったときから、タイトルが頭の中で何度もぐるぐるリフレイン。読み始めたら、構成も新鮮でおもしろい‼単発のショートショートのそれぞれがすごく工夫を凝らしてあって楽しめる。そして、新渡戸先輩との高尾山への道中、どんな着地点に持っていくのかと思ったら、想像もしなかった場所へ連れていってもらえて、こちらも大満足。楽しかったなあ。自分だけでは巡り会えない本でした。感謝です😊

2018/11/19

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