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猫沼

猫沼

猫沼

作家
笙野頼子
出版社
ステュディオ・パラボリカ
発売日
2021-01-25
ISBN
9784902916430
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猫沼 / 感想・レビュー

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starbro

笙野 頼子、3作目です。猫愛に溢れた私小説連作短編集ですが、あまり売れなさそうな雰囲気です。芥川賞作家が千葉の2,900万円の戸建住宅のローンを、本書の印税を前借して、何とか支払っているのは、哀しい限りです。 http://www.yaso-peyotl.com/archives/2020/12/nekonuma.html

2021/03/23

えみ

沼だ…間違いなく沼、それも幸せの底なし沼。猫沼にどっぷり浸かった著者の猫猫猫、猫への想いが溢れかえってむせ返るほどの愛を感じる。命の儚さと尊さ、そして悦び。毎日生きていることへの感謝を思い出させてくれる一冊。今日もまた会えることへの奇跡が著者らしい筆致で綴られている。人も猫も病気は苦しい。死ぬのは怖い。死なれるのは淋しい、辛い。だけど一緒にいる事をやめられない。猫好きの人に限らず、生き物を愛したことがある人になら分かる感情だと思う。出会った猫の数だけ思い出がある。要は思い出の分だけ幸せになれるということ。

2021/04/17

kei302

書名は猫沼:ねこぬま。章のタイトルは猫沼:ねこ おぼれ。と更に読み替える、素晴らしい。猫写真帖「猫沼二十年」付き。猫におぼれて20年。 各章のタイトルの読み方(ルビ)が猫好きの心を撃ち抜きます。〈私には大きな幸福はない。ただ幸福な細部が世間の見過ごしてくれるような小さい猫幸(ねこざいわい)があちこちにあった。・・中略・・ 最初は心細かったはずの沼際がこうして故郷になっている事。 そう、沼は、故郷になっている。けして第二のではない。育った土地には最初から私のいる場所などなかったのだから〉

2021/03/08

こまり

題名に惹かれて図書館に予約した。何とも独特な文章。拾った猫たちと暮らすため千葉に家を買い、本人も難病を抱えながら生活している。猫たちの治療費を払う為に原稿の印税を前借りしたりしている。芥川賞作家でも金銭面では厳しいのかと驚く。生まれた時から育った経緯なども綴ってあるが、何とも壮絶な生き様だなと思った。何度も出てくる「…。」の意図がよくわからなかったが、そういう文章を書く方なのかな。猫への愛は物凄く伝わってくる。小見出しの読ませ方は秀逸。猫活(ねこもとめ)、猫沼(ねこにおぼれて)などなど。

2021/03/31

宇宙猫

★★★★★ 猫と暮らした日々をつづった本。うちの猫も呼びつけタイプなのもあり、猫への重たい愛は共感できてしまう。大げさな気持ちを ちゃんとそれを表する言葉を使って表現しているのが好き。文章や言葉遣いが上手くて、心にじわじわ沁みてくる。D

2021/04/20

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