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冬のUFO・夏の怪獣

冬のUFO・夏の怪獣

冬のUFO・夏の怪獣

作家
クリハラタカシ
出版社
ナナロク社
発売日
2015-08-19
ISBN
9784904292563
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藤本さきこの本喰族!! 瞬間瞬間に何かがジワッと流れ込んでくる『冬のUFO・夏の怪獣 』クリハラタカシ /連載第7回

 私にとって本は、食べて吸収し細胞にするもの。  食べることと同じくらいを作っていく。  食物が肉体のエネルギーを作るなら、書物は魂のエネルギーをつくる。  ひとつだけ違うことは、魂には「お腹いっぱい」という感覚がないこと。  お腹いっぱいにするために読むのではないのだ。  この連載「本喰族」では、読んだ本の中から頭に残っている「言葉」から次の本をリレー形式で検索し、魂がピンときた本をどんどん喰っていきたいと思います♡

『冬のUFO・夏の怪獣』クリハラタカシ

 前回のキーワード「UFO」で検索し発見したこのマンガの本。

 先に!先に! とページをどんどんめくりたくなるような、気持ちがはやるものがマンガだと思っていた。

 このマンガは、そうではない。

 なんていうか「静止」している。

 全体的にスピードが遅い。

 ゆるい。

 でも、日常の「瞬間」を丁寧に見つめたというより、鋭い感性の人が言葉にならない感覚の奥深いものをじっくりじっくり形にしていった、という感じが近い。

 最初、私のマンガの価値観でペラペラと読んでしまい、あっという間に読み終わってしまった。何のス…

2019/8/25

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冬のUFO・夏の怪獣 / 感想・レビュー

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ハイカラ

オールカラー短編漫画集。ちょっと不思議な日常の一幕といった感じで大変よかったです。

2016/07/02

りー

なんでもないものを描くだけで人を優しい気持ちに出来る漫画。これは素晴らしい。

2015/10/24

hnzwd

不条理というか非日常というか。ホワホワとした言葉選びが好き。『ひろしとみどり』は完璧過ぎるなー

2020/11/23

ごま

夏の怪獣8頁以外はオールカラー。短編がたくさん。火星人みたいなキャラしか既読でなかったので、普通の人間の漫画は新鮮だった。しかし設定は良い意味で普通じゃなく、くすくすっと笑える。ひろしとみどり夫妻がいいなぁ。そしてみどりと博士くんは姉弟なんだな。キョーコさんの個性強烈。説明しにくい面白さ。伸び伸び描いてらっしゃるに違いない。

2016/04/17

Amano Ryota

何気ない日常にも、きっと非日常的な一瞬というのは潜んでいるんだけど、それを認識することは、僕らにとって至難の業なのだろう。たぶん、日常に溶け込み過ぎているから、そこだけ分離して把握することが困難なんだ。だけど、何気ない一コマ、ふとしたセリフに、そう言う瞬間を閉じ込めることが出来るならば、いわゆる物語というのは、必ずしも必要なものではないのかもしれない。この漫画を読むと、そんなことを考えさせられます。ゆったりした気分で、色のキレイな漫画を、ふわふわっと楽しんで、ちょっとクスッとしたい時、オススメしたいです。

2016/01/04

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