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バウムクーヘン

バウムクーヘン

バウムクーヘン

作家
谷川俊太郎
ディック・ブルーナ(装画)
出版社
ナナロク社
発売日
2018-08-16
ISBN
9784904292822
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バウムクーヘン / 感想・レビュー

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けんとまん1007

「ひらがな」の持つ味わいが、とてもよく滲み出ている。ひらがなだからこそ、伝わってくるものがある。漢字は新薬、ひらがなは漢方薬みたいなもの。ゆっくりゆっくりと、味わいたい詩集。さすが、谷川俊太郎さん、谷川さんの息遣いも聞こえてきそうだ。時々は、ふと歩みを止めて、ひらがなで、物事を見たり感じたり考えたりしたいなあ~。

2018/11/23

ちえ

〈かなで書いているので、子供の詩集かと思われるかもしれませんが、これは私のなかに今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です〉と書かれているように、読んでいると、どきっとしたり、チクンと痛くなったり、寂しかったり、なんだか怖くなったりする。心の中の子どもの私や十代の私、その頃の友達やクラスメートのこと思い出したり。見たこともない事を事実あったかのように思ったり。今の私は「あったことのないきみ」が一番好きかな。表紙の絵が気になって見たら、装画はディック・ブルーナさんでびっくり。

2019/03/03

annzuhime

図書館本。全編ひらがなで書かれた、大人のための詩集。最初から心揺さぶられる。子どもの言葉で表現してるからか、自分の中でじわじわと広がる感覚。特に「しーん」が気に入って、何度も読み返した。表紙とタイトルがまた良い。ひらがなで書かれているから、5歳の長女が読みたがったけど、まだ早いかなぁ。もっと年輪を重ねてから読んでもらいたい。私もその頃に再読すると違う印象を持つのかなぁ。

2019/05/15

とよぽん

87歳の谷川俊太郎さん最新詩集である。読友さんの感想に誘われて。タイトル「バウムクーヘン」に込めた意味が分かった。ひらがなで綴られ、見開き2ページに収められた詩に、人が人の中で生きることの面白さやせつなさ、不思議な縁などを感じた。読後感はあたたかい。谷川俊太郎展に行った時のことを思い出した。素敵な詩集。素敵な詩人だ。

2018/12/21

ゆり

子どもの言葉は大人に比べて嘘が少ない、と平仮名の詩集である。絵本のように声に出して読みたくなるが内容は80年以上生きている谷川氏の深さを感じる。子どもの気持ちから大人の気持ちまで行き来出来る。「しじん」では詩って何かは僕にも分からないと言う。「どうでもいいもの」では、どうってことない細やかなものがそこにある。私はまだ名前がないものが好きと言う。詩人の言葉に救われる人が多くいる意味が分かった。「すきになると」が印象的。誰かが自分のことを嫌いでも好きでいたい。好きな気持ちが強ければ嫌われても好きでいられる。

2020/02/15

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