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はだしのゲン わたしの遺書

はだしのゲン わたしの遺書

はだしのゲン わたしの遺書

作家
中沢啓治
出版社
朝日学生新聞社
発売日
2012-12-19
ISBN
9784904826799
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はだしのゲン わたしの遺書 / 感想・レビュー

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みゃーこ

戦争と原爆というものが、ただドンパチやっているだけでなく、人間の心の奥底にどんなものを植え付けて行ったかということに触れた「はだしのゲン」は名作中の名作。著者の自伝と知りあらためて背筋が凍りつく体験をしっかりと後世に残してくれたその「何か」が「母を失った」怒りからのものだと知って涙があふれる。壮絶な体験記録を読んでいる中で何度もその「人間の心の奥底」に触れる場面を想像するたびに暮雨だの涙で本が濡れた。地獄の中を生き残り私たちの中で生き残り続けていくゲンは忘れたころに蘇り平和を永久に語りかける。

2013/11/01

へくとぱすかる

中沢さんの亡くなった翌日が初版の発行日になっている。まさにこれが、原爆体験を後世に伝えようとした、著者の最後の本だった。「はだしのゲン」は有名だが、これが世に出るまでには大変な紆余曲折があり、『少年ジャンプ』の編集者の中で、ただひとり編集長だけが理解を示したことで、連載が続けられたとか。本書はもちろん被爆体験を中心に述べられている。当事者だけにリアルな「はだしのゲン」の物語は、恐しい光景をも描いているが、これを読み続けることが、戦争を軽視する風潮に流されずに正しい歴史を伝えていくことになるのだと思う。

2019/12/23

ミーコ

「はだしのゲン」は子供が小学生の頃 学校で読んで衝撃を受けた と言ってたのですが私は未読で 図書館の棚からこの本を借りてみました。中沢さんの自伝で 6歳で被爆して原爆地獄を見て来て触れたくなかった原爆の悲惨さを伝えなければ と書き留められた『はだしのゲン』本当に恐ろしい目に合われたのだと痛感しました。父と姉、弟を亡くし 地獄絵を見 虐めに合い どんなに辛かった事だろうと胸が締め付けられる思いで読みました。何年経とうとも忘れてはならない惨劇だと思います。

2016/12/03

sas

「はだしのゲン」の著者中沢さんが2012年に亡くなる直前に書いた自伝。漫画の壮絶なシーンも挟んでいて、ゲンの話が本当に実体験に基づくものだと改めて分かる。原爆の悲惨さは言うまでもないが、被爆者への差別偏見も酷すぎる。ゲンは第3部東京編の構想があったが、原爆の影響で視力が落ち断念したという。原爆の恐ろしさを描いた作品だが、読者からのクレームでこれでも表現を抑えたそうだ。被爆国でありながら今の日本人(自分も含めて)は原爆の悲惨な事実を正確に理解しているのか極めて疑問だ。読み続け、忘れてはいけないことなのだ。

2014/09/07

Gotoran

昨年12月に著者の訃報を知り、読むことに決めた本書。まさにタイトル通りの(自らの被爆体験をベースに描いた反戦漫画)「はだしのゲン」作者、中沢啓治氏の遺書そのもの。生い立ち、戦争・被爆体験、戦後の苦労、看板職人としての下積み、手塚治虫に憧れ上京、漫画家としてのアシスタント生活、名作「はだしのゲン」が生まれるまでのエピソード等が詳しく語られている(東日本大震災と原発事故にも思いが及ぶ)。原爆(核放射能)の恐ろしさ、戦争の虚しさを生涯に亘って訴え続けた著者の生きざまに深く感銘。多くの人が本書を読んで↓

2013/03/10

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