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塚本晋也×野火

塚本晋也×野火

塚本晋也×野火

作家
塚本晋也
大友麻子
出版社
游学社
発売日
2015-07-11
ISBN
9784904827321
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塚本晋也×野火 / 感想・レビュー

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澤水月

偶然にも広島原爆忌その時間に読了。4年も前、震災と放射能不安の中COCCOを主演に迎え撮った時もだが塚本作品はいつも直截的に自身の主観反映の私映画と実感(寄稿・対談者の多くが野火を撮ると聞き一抹覚えた不安が杞憂だったというのが示唆的)。JGバラードと野火との強い関連を失念しており勉強に。中村達也起用の深い意味も。サブテキなくとも映画をコヤで体感し打ちのめされる体験を必ずさせてくれる稀有さ…単に反戦映画で括れずおかしみや極限暴力の背徳的悦楽、リリーの色気で立ち上る男色の気…娯楽も!兎に角映画多くに見てほしい

2015/08/06

ぐうぐう

前作『KOTOKO』から4年。塚本晋也のフィルムグラフィにおいて、こんなにインターバルが空くのは、めずらしい。それほどに『野火』は、完成に困難を極めた映画であり、ゆえに塚本にとってどうしても撮らざるを得ない映画でもあったのだろう。世界的に評価の高い塚本晋也をしても、出資者を見つけることができず、結果的に自主製作となった『野火』は、いかにも低予算で撮られたのがわかる。しかし、自ら主演し、カメラを回し、監督するという、塚本映画ならではのスタイルになったのは、逆に効果的だったのではないか。(つづく)

2015/08/05

nori

Pinanood ko ang sine ng bersyon ni 塚本晋也 2015 at walang pagbasa ko ng libro. Sinabi ng bidahan lang ang tagalog; "Hindi ko kayong patayin". Segruo hindi marunong tagalog ang sundaro ng Japan, kahito puwede silang magi inglis nang kounti.

2018/12/11

きなこチロル

塚本監督自主映画。映画を観て感じたのは、美しい自然と無惨な人間の姿の対比があまりにも無情で戦争は愚かだと。この本にも同じようなことが書かれていてやりきれなくて信じたくないけど事実。図解や完成台本の写真、注釈も載っていて読み応えがあった。原作…大岡昇平『野火』

2017/02/02

arisaka

数年前のトークショーで「今後撮ってみたいのは怪獣映画と戦争映画」とおっしゃってて、は?となったのだけれど、ここまでガチで本気だったとは。撮影台本、絵コンテ、各論客との対談など。映画を理解するための副読本。でも、監督、次は怪獣映画を待ってますよ。

2015/08/17

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