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今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談 (日韓同時代人の対話シリーズ)

今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談 (日韓同時代人の対話シリーズ)

今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談 (日韓同時代人の対話シリーズ)

作家
朝井リョウ
アン ギヒョン
岡田利規
キ スルギ
キム ジュンヒョク
光嶋 裕介
チョン・セラン
西川美和
ムン・ソリ
寄藤文平
出版社
クオン
発売日
2018-03-31
ISBN
9784904855744
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今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談 (日韓同時代人の対話シリーズ) / 感想・レビュー

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kanata

朝井リョウ目当て。建築、小説、演出、監督ほか若手から中堅どころの日韓対談。興味を持ちながら近くて遠い関係に、第一線で活躍する人たちの考えとは。/寄藤文平×キム・ジュンヒョクでの文学的表現だが韓国では使いふるされた比喩『私の心は湖だ』/朝井リョウ×チョン・セランでの、朝井からの『自分とは何なのか』を考えすぎるあまり、自分を確立させるために他者を下げるコミュニケーションが増えている問題。さらにはAIが書いたショートショートが賞の一次選考を通過することは他人事じゃない。危機感を言葉で表すことに長けてるなあ。

2018/07/14

おはぎ

朝井リョウさん目当てで手に取ったものの、5つすべての対談がとても興味深かった。寡聞にして存じ上げなかった方もいらしたが、それぞれの方自身やその作品にとても大きな関心が芽生えた。対談によって、2人のタイプが似ているからこそ共感し合っていたり、あまり似ていないからこそ化学反応が起きていたり、そういった差異も楽しむことができた。近くて遠いお隣の国だからこその、精神的な距離感だと思う。

2023/08/14

綿

最近文学に関わる色々な方のトークショーに足を運んで話を聞くたびに、一観客として「良い質問」をすることの難しさを痛感する。トークの参加者としてだけれど、この本に対談が掲載されている方々のお相手へ投げかける質問、返す言葉の深さ的確さ、キャッチボールの軌跡は、見ていて(読んでいて)痒い所に手が届くような気持ちになるものばかりだった。相手への敬意や、自分が口にする言葉への責任感、誠意からくるのかしらと思う。よく質問するために、よく聴ける人になりたい。もともと知っている、興味がある分野とという意味では、冒頭の

アンズ書店

ムンソリってチョンヨビンと親交が深い女優じゃん。文面から気さくな人柄が伺いしれて、そんな方が撮る女優を主人公にした映画観たいと期待ひとしお。寄藤と遠藤って似てると先に読了した本が過ぎったり。朝井リョウとチョンセランの対談も面白かった。 男性が描く女性像の記号的置物感は気になる所。5年後に残らない感情を留めておきたいという言葉に共感。小説家は感情だけじゃなく、それを想起させた空気感も表現出来るから羨ましい。 海は超えるけど親戚が住んでる、例えるならそんな距離感の国、韓国。

2021/12/15

ろこぽん

おもしろかったー。 朝井リョウさんの「共感できないことだからこそ、理解しようとする」という言葉、胸に刺さりました。「共感できなかった」で終わるのはなく、共感できなかったことが、自分の新しい境地を知るチャンスだと思えるような人間になりたいなー。韓国と日本、どちらが優れているか、正しいかというのではなく、いかに異なる考えを持ちながら生きているのか、とても楽しく知ることができました。

2020/03/01

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