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アンデルセンのおはなし

アンデルセンのおはなし

アンデルセンのおはなし

作家
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
エドワード・アーディゾーニ
スティーブン コリン
江國香織
出版社
のら書店
発売日
2018-05-18
ISBN
9784905015390
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アンデルセンのおはなし / 感想・レビュー

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starbro

江国香織は、新作中心に読んでいる作家です。著者の翻訳物も何冊か読んでいます。数十年ぶりのアンデルセン、大人の童話集でした。既読の作品と未読の作品が半々ですが、オススメは『大クラウスと小クラウス』と『火口箱』です。装幀も挿絵も素敵で、読む価値のある本だと思いますが、何故か読メでも図書館でも人気がありません。

2018/07/06

mocha

一日一話ずつ大切に読んだ。小さい頃から幾度となく触れたお話も、情景描写の細やかさまで味わえたのは初めて。江國香織さんの訳に負うところが大きいと思う。「人魚姫」を「小さな人魚」、「ナイチンゲール」を「さよなきどり」とする辺りにこだわりが見える。挿絵画家アーディゾーニ選の14話。総ルビではないし、子どもより大人の方が楽しめそう。

2020/11/10

らん

アンデルセンの絵本やその映像を眺め、苦しみから報われるお話に勇気をもらい、悲しいのにとても美しい愛に切なくも憧れを抱いた幼い日。そんな豊かな感情を与えてくれたお話たちを江國さん訳で。体裁を気にする大人の愚かさや子供の純粋さ、淡い恋、誰よりも美しい魂、理不尽な苦しみや諦めない心、欲望や本当に自分の心を満たしてくれる物。大人になって読むそれらに改めてはっとさせられました。江國さんの柔らかい訳も読みやすく可笑しさや喜び、悲しみと切なさに浸りました。人魚姫の王子様の印象は昔の記憶と随分違いました。王子様…ずるい。

2023/08/28

mntmt

読んだことのないお話もあった。アンデルセンのお話は美しく儚いイメージだったけど、それだけではないのだな。

2018/07/19

星野区

他のアンデルセンの訳よりも、上品だなという印象。雪の女王しか読んでいないのですが、カイの罵り方が他の翻訳文よりも汚くないです。訳者の個性なのか、それとも「友達を口汚く罵ってはいけません」という訳者の思いなのか。子供に読ませるのだとしたらこちらの方がいいかなあ。

2018/11/28

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