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地名は警告する―日本の災害と地名

地名は警告する―日本の災害と地名

地名は警告する―日本の災害と地名

作家
谷川健一
出版社
冨山房インターナショナル
発売日
2013-03-01
ISBN
9784905194545
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地名は警告する―日本の災害と地名 / 感想・レビュー

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mazda

昔の地名をきちんと調べることで、その土地でどういった災害があったのかがわかる、ということが詳細に記されています。仙台市の霞目に自衛隊の駐屯地がありますが、その近くに浪分神社というのがあるそうです。過去の宮城沖地震のときに、この神社のところまで津波が押し寄せ2つに分かれた、ということから名づけられたそうです。地図で見るとわかるのですが、ここは相当内陸にあるので、常識的にはここまで津波が来るとは想像できません。先人たちの知恵を後世にきちんと伝えていくことが、現代人には必要なのかもしれません。

2015/09/30

Wan-Nyans

地名は警告する”日本の災害と地名“>> 北海道と東北、関東>> 浅草や日比谷、市ヶ谷も危険地名。斜め読み。

2020/08/07

各地域毎に災害のあった地名を検証。いろいろと感銘をうけるが、書籍の題名ほど地名の説明はない。半分は過去の災害に関する内容で、題名と内容が一致しきれていないのが残念。もっと地名の由来等深く紹介して欲しかった。

2014/09/01

coolflat

東京は危険な低地地名が多いと言う。実際にゼロメートル地帯が多い。浅草、日本橋、新橋、月島、いずれも低地地名である。更には、砂や浜のつく場所は液状化の影響を受ける可能性が高い。そもそも江戸という地名そのものが危険地帯を表している。江戸とは川の入り口を指す言葉なのだ。にも係わらず、地震による災害危険度が「建物倒壊危険度」と「火災危険度」の二つしかないという東京都の現実は、津波を危機的に捉えていない証拠である。我々の先祖は災害の傷跡を誰かに伝えたく地名に刻んで遺している。それを災害予知として役立てねばならない。

2013/12/26

kaoruko

日本の各地からの、地名から、安全への心構えを説いている報告?論文?集。 谷川健一編。 近頃の日本は、自然のすさまじさを感じさせられる災害が頻発している。 「想定外」という災害も多い。 が、地名の中に警告を発しているものもある。 過去の災害から生まれている地名を大事にする、記憶して活かすべきではないかと思わされる。 自治体向けのレポートを編集したのだろうか。少々、読みずらいところが残念だった。

2013/10/20

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