しずおかの文化新書9 しずおかSF 異次元への扉〜SF作品に見る魅惑の静岡県〜
しずおかの文化新書9 しずおかSF 異次元への扉〜SF作品に見る魅惑の静岡県〜 / 感想・レビュー
ニミッツクラス
12年の税抜476円の初版。面白い視点の本で、静岡県とSFを融合させた総説的郷土資料を多人数で書いてみると言う発想と、全体として上手く纏めた処に至極感心。田子ノ浦(たごのうら)のヘドロ公害由来の「ゴジラ対ヘドラ」は、還暦辺りの読者なら映画業界の背景も含めて首肯できる。OVA「究極超人あ~る」では著者は主に県東部側を述べたが、私は県西部の佐久間発電所直下のJR天竜川橋梁のエピソードが好きだ。先に「日本沈没」の話が出ており、中央構造線上の佐久間ダムや発電所の壊滅場面が無かった不思議さが連想される。★★★★☆☆
2017/10/27
岡本匠
天神橋の天牛書店で購入。2012年と結構最近の本なんだ。静岡県を舞台にしたSFも結構あるのですね。 この方式でわが町を取り上げた作品をまとめてみるというのは面白いと思う。 相当読書量はいるだろうけれど。 ザンボット3が焼津を舞台というのはわかるけれど、そこからガンプラ(静岡発ではあるけれど)とガンダムに繋げるのは無理があるかも。
2015/04/05
getaya
☆☆☆
2017/03/06
kuni2_s
SFの奥深さと静岡県の魅力を感じました。 また、藤枝静男の作品を読んだことがなかったので、参考になりました。 巻末の「しずおかSF作品地図」を見ると、県の西部を舞台にしたSF作品が少ないので、面白いと思いました。
2013/06/03
akapon
昨年静岡で開催された第50回日本SF大会「ドンブラコンL」に際し、準備ブログで連載された「静岡SF大全」を元にSF評論賞チームのメンバーが書き下ろした本。静岡人必読。(個人的には藤田直哉氏の評論「静岡SF大全『分裂病と人類』」が収録されていないのは残念。「静岡SF」の意味を問う面白い論考だった。)
2012/06/27
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