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怒りのソウル: 日本以上の「格差社会」を生きる韓国

怒りのソウル: 日本以上の「格差社会」を生きる韓国

怒りのソウル: 日本以上の「格差社会」を生きる韓国

作家
雨宮処凛
出版社
金曜日
発売日
2008-12-01
ISBN
9784906605514
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怒りのソウル: 日本以上の「格差社会」を生きる韓国 / 感想・レビュー

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ひかりパパ

兵役拒否した韓国青年が日本国憲法第9条の作り出した暗い影について発言している箇所に目が留まった。憲法9条が戦後存在しえた理由の一つに東アジアにおける反共ラインが韓国に設定されていたからではないか。だから韓国は重武装するようになり、その背後にある日本は、軽武装で済んだ。結果朴正煕政権に代表される軍事政権に兵役拒否者が弾圧される構造があったのではないかという。憲法9条と韓国の兵役拒否との関連性の指摘に目が開かれた思いである。

2018/10/25

ごへいもち

「スユノモ」という研究者のコミューンは素晴らしいと思った。雨宮さんには本当にがんばってほしい

2010/06/13

nawatobi

若干急ぎ足で書きあげられた感じを受けるが、取材記としてとらえれば十分な内容。人口も文化も違うけど韓国の方が元気と感じられた/日本には徴兵制は確かにない。が、経済的に苦しい家庭の子は自衛隊に行くという傾向は昔からある。少年工科学校も男子のみなので女子はやんわりと疎外されている。航空学校も男子のみ。「空飛ぶ広報室」で地上勤務になったパイロットがいるけど空自の航空学校も男子のみ。

2013/04/21

jupiter68

2008年に出版された本なので、現状は変化しているのかな?よくわからないけど、行動するという意味において、韓国は日本とは比較にならないくらいに激しい社会であることは間違いない。どの国も、どちらかというと若者が貧乏くじを引く。雇用機会にめぐまれない意味でそうなんだ。韓国でもそうで、その怒りが外に思いっきり出ている様子が描かれている。日本ではここまでの行動はないかもしれない。元気だ。非常に元気だという印象です。

2013/04/06

KathyG

ソウルに旅行に行くので読んでみました。私たちは雇用機会均等法の後でもそれが徹底されてなくて苦しんだ世代ですが、今の世代も大変だと思います。でも以前のように大量生産で儲けられる経済構造ではないので、皆が会社員になろうとするのがそもそも無理があるような気がします... メディアは触れないけど、大学の卒業者数自体が多いし。教育も本人たちもまた雇用側も考え方をかなり変える必要があるのでは。もちろん生まれる時代は選べないけど、その時代や経済背景にあった生き方もあるんじゃないのかと思います。

2011/01/30

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