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POSSE vol.32

POSSE vol.32

POSSE vol.32

作家
POSSE編集部
木村草太
渋谷望
大内裕和
布施祐仁
濱口桂一郎
岡村稔
佐藤滋
渡辺寛人
宇都宮健児
ベルンハルト・シュミット
西島央
内田良
指宿昭一
ジョシ・バガワティ・プラシャド
佐々木隆治
斎藤幸平
坂倉昇平
鈴木一
北出茂
大竹弘二
出版社
堀之内出版
発売日
2016-09-15
ISBN
9784906708314
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POSSE vol.32 / 感想・レビュー

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keepfine

廣松渉の物象化論の誤りは、「実際は地球が公転しているのに太陽が地球の周りをまわっているかのような虚飾」まで物象化の産物だと述べてしまうこと。ゆえに資本主義特有の生産関係という問題を曖昧にしてしまう。廣松渉や柄谷行人はマルクス研究というよりは自説を補強するために都合よくマルクスを利用しているという面が強い。人間と自然の物質代謝の撹乱としての資本主義近代において、マルクスは生産関係を抵抗の拠点とする。ルカーチやフランクフルト学派は資本主義の外部に抵抗の拠点を求めたゆえに文化や心理などを重視する傾向あり。

2023/02/16

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