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香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ

香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ

香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ

作家
香山リカ
永井均
中島義道
入不二基義
出版社
ぷねうま舎
発売日
2017-03-24
ISBN
9784906791675
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香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

香山が入不二、永井、中島3人の哲学者に聞くという構成の対談。印象度B-  図書館でたまたま見かけて手に取った本。香山にも中島にもそれ程興味はないのだが、二人の対談と言うことで読んでみた。 それほど面白い対談でもないのだが、二人のスタンスが明らかになっていく過程が興味深い。「哲学は徹底して役に立たない」といいながら自身の私塾「無用塾」の運営を続ける中島。目下の関心は「ツイッター上の差別やヘイトを叩きのめすこと」らしい香山(苦笑)。二人とも「社会不適合系生きづらい人」にまとわりつかれる人だが、

2023/04/04

白義

永井均が瞑想にはまったことに衝撃を覚えた、という思いっきり俗なエピソードが中心なように、入不二のレスリング体験や中島の哲学塾運営など、それぞれの哲学者自身の私的活動とその哲学にいかなるつながりがあるかという素朴な疑問で迫った対話篇。それぞれの哲学者のファンブック的な要素が強いが、面白いのは入不二のレスリング体験で、レスリングから生まれる肉体の飛躍と哲学の思考の飛躍を比較したり、実はプロレスとは殺し合いではなく生かし合いを軸にしてるというキン肉マンのマッスルスパークみたいな話まで飛び出して充実した内容だった

2017/07/17

ころこ

香山が入不二、永井、中島3人の哲学者に聞くという構成の対談集です。香山の切実さは分かるのですが、彼女はある事象や言葉の意味を、その時に彼女の理解できる範囲で確定してしまい、意味の洪水とともに生きる人に見えます。その事を対談者にそのままぶつけても、彼らの可能性を引き出すことは出来ていません。本書購入の動機は永井ですが、彼が珍しく吉本隆明について評価を下す場面でも、香山は最初から「読んでいないからよく分からない」と無教養さに予防線を張ります。その様に言われてしまった相手に対して永井は先生のような鷹揚さで合わせ

2017/04/10

きなこ

哲学の練習っていうよりは、哲学の専門家の趣味の話を哲学っぽく話してみた対談集って感じだった。専門用語や思想なんかが解説なしに出てきたりするので、初心者としては難しいと感じる。面白かったのは入不二基義さんとの対談で、正義について語られている時「ほんとうはそもそも人間がいる、地球上に存在しているというと自体は、別に正義でも何でもない、そう考えると、普遍的な正義が必要という話は、どこかで人間がいるということを「良い」ことだと前提していることになる」の流れ。

2017/09/08

田中峰和

永井均氏との対談で、小林よしのりと対談した香山リカのコメントが差別的過ぎて笑った。「小林氏は大学を出ていないから学問に対する憎悪がある」という発言はあまりにも上から目線で驚く。ネットなどの資料によると彼は福岡大学卒のはずだが、医師の香山からみると低偏差値過ぎて大卒とは認められないのだろうか。ネトウヨや在特会を挑発し続ける香山の姿勢に共感していたが、この差別発言には賛成しかねる。思わず本音を漏らしたのだろうが、ここまで防御が甘ければ今後もネトウヨの攻撃は治まらないだろう。安倍批判が面白かっただけに残念だ。

2017/08/10

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