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ゲンロン1 現代日本の批評

ゲンロン1 現代日本の批評

ゲンロン1 現代日本の批評

作家
東浩紀
鈴木忠志
大澤聡
市川真人
福嶋亮大
佐々木敦
安藤礼二
黒瀬陽平
速水健朗
井出明
亀山郁夫
上田洋子
ボリス・グロイス
クレイグ・オーウェンス
海猫沢めろん
出版社
株式会社ゲンロン
発売日
2015-12-04
ISBN
9784907188122
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ゲンロン1 現代日本の批評 / 感想・レビュー

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たばかる

「現代日本の批評」では戦後以降の批評のありかたについて言葉を交わす。ここは正直知識不足でついていけないが、おなじみの三つ折り年表があったので有効活用させていただく。ほか、書の中では『日本文学をいかに批評するか』は軽く読めた。文芸のいわゆるサブカルチャー化にいたる歴史的な流れが語られる。

2021/04/17

しゅん

「創刊にあたって」の中で、東浩紀は「まじめ」と「ふまじめ」の間をいく言論を目指すと語る。その実践がテクストの雑多さに現れている。演劇、日本批評史、マレーシアの日本人観、ロシア文学とテロリズム(オウム真理教が事件前ロシアで広く知られていたという話は全く知らなかった)etc。各論考に好き嫌いはあるが、雑誌自体が示す知の多様さ自体に感銘を受けた。利賀に演劇拠点を移した鈴木忠志の「日本を捨てるために地方にいった。日本を捨てるためにアメリカに行くやつはバカだ」という言葉は特に新鮮に響いた。そういう考え方があったか。

2016/12/10

蛇の婿

昭和初期の円本や戦後の高度成長時代の雑誌、そして現代のウェブによる情報量の格段の増加は一般と呼ばれる人々を啓蒙し、しかしそれはインテリ(知識)層の増加というよりもディレッタント(好事家)層の増加を生むことになったのではないかと私は思う。こういった思想、批判史の風潮はそれを背景にしてそれぞれの時代に生まれまた淘汰されていく波があるように見え、この雑誌はそういった現代に生まれた波の一つであろう。ただ私にはこの雑誌を読んで自分なりに得るものは有ったものの、やろうとしていることにほとんど賛同はできなかった。

2016/04/23

もっち

オススメ。こういうのが読みたかった。福島観光地化計画以降、離れてたファンを戻ってくるのでは。

2016/01/29

つまみ食い

坂本龍一、ドストエフスキー、ロシアの現代芸術批評、韓国の軍歌ファン……これらのテーマ・素材が同居しているという点で批評誌としてもちろん「雑」誌として楽しい。

2023/11/02

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