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ゲンロン10

ゲンロン10

ゲンロン10

作家
東浩紀
高橋源一郎
原武史
長谷敏司
三宅陽一郎
大森望
ドミニク・チェン
山本貴光
吉川浩満
家入一真
桂 大介
高橋沙奈美
本田晃子
高山明
許煜
仲山ひふみ
イ・アレックス・テックァン
鍵谷 怜
黒瀬陽平
速水健朗
海猫沢めろん
松山 洋平
辻田真佐憲
上田洋子
出版社
株式会社ゲンロン
発売日
2019-09-26
ISBN
9784907188320
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ゲンロン10 / 感想・レビュー

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ころこ

第2期が始動しました。コンテクストは大きな特集を組むことで発生させるのではなく、読者と執筆者の対話から成り立っていく。ゲンロンカフェだけが場所ではなくて、本書を含む刊行物『ゲンロン』が、読者と執筆者の垣根を低くして、平場になりつつあることを感じました。議論をリードしてきた第1期に対して、いち執筆者になった東の文章が、その他の文章と同じレイヤーで議論をつくっていく相乗効果も期待できます。その東の文章ですが、小説に近いのではないかという印象を持ちました。多くの読者はもともと小説しか読まないはずであり、場面を追

2019/09/27

たばかる

「悪の愚かさについて」の評判を聞き購読。戦争の中で醸成された大量「死」の消費、復興の中での大量「生」の消費という観念が、かつて戦地だった場所に団地が立っていたり、あるいは人の生死が文学の中で軽やかに扱われていたりするという現象の中で見つかる。これらを用いて、南京虐殺のような事実性の曖昧なものを加害者はどう受け止めるべきか、外交という問題より倫理や道徳性の切り口で論考する。他には明治以降の女系天皇の時代的な見え方、ヨーロッパでのムスリムの土地に根差す宗教観など興味を惹くものが多数あった。

2020/10/27

Kensuke

東浩紀が満州・ウクライナを旅しながら考える人類の犯した悪の愚かさ、大量死が発生する収容所と大量生が発生する団地の関係についての考察をとても興味深く読んだ。それだけでなくこの雑誌をパラパラとめくると自分のあまり興味の無かった分野、例えば舞台演出家の高山明がヨーロッパ(主にドイツ)で経験した90年代以降の政治・社会情勢とリンクした活動の記録は自分にとって全く知らない分野で面白かった。

2020/01/26

マープル

「悪の愚かさについて」(東浩紀)のみ読了。東自身がこの小論が哲学論文あるいは批評でもなければ紀行文でもないと宣言しているように、言葉そして論理を手探りで紡いでいくような文章で、読んでいてもどかしいところがある。「加害者の忘却」対「被害者の記憶」の二項対立から、そこへ「加害の無意味さの記憶」を導入した三項鼎立へ。収容所・博物館・団地の三項関係へ。平和な団地の下には、「悪」の痕跡が眠り、その地下へ、「井戸」(村上春樹)にもぐることで悪の愚かさを記憶する。続編が待たれる。

2019/09/30

犬養三千代

巻頭の「悪の愚かさについて」が非常に良かった。自分の中のもの、戦争など斜め読みを許さない感じ。 「平成から令和へ」の対談だが東さんの「保守vsリベラル」の括りかたには違和感。、う、そんな時代じゃないと思う。、天皇皇后両陛下、愛子内親王にはお元気でいてほしい。

2020/11/25

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