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哲学の誤配 (ゲンロン叢書)

哲学の誤配 (ゲンロン叢書)

哲学の誤配 (ゲンロン叢書)

作家
東浩紀
出版社
株式会社ゲンロン
発売日
2020-05-01
ISBN
9784907188375
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哲学の誤配 (ゲンロン叢書) / 感想・レビュー

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ころこ

前半の韓国読者向けに安天が東に行ったインタビューと、後半の東の講演、パク・カブン、安天の解説の二つに大きく分かれています。前半は哲学の知識は要りません。韓国の読者に日本社会の状況を伝えているようでいて、日本の言い尽くされた文脈を一旦離れて韓国から照射された日本社会像の脱構築になっています。注目したのは、日本人と韓国人が社会と政治の話をして、日韓の歴史問題が登場しないことです。「たとえば、10年まえの自分の行動にすべて責任を取れるかといえば、取れないのが人間の本質だし、だからこそ人間には「自由」があるのだと

2020/05/03

鬼頭

哲学と経営がおもな著者の2012年、2018年のインタビュー2本と2019年の講演1本は、著者を追ってないと正直わかりづらいけれど、その哲学・思想のおもしろさはある。 ショッピングモール施設や旅行の観光客に哲学の可能性を見いだし、あらゆる観客の必要性を訴える点は稀有だと思う。 また、「友と敵」の考えからから離れること。 イベントやカフェをその実践として、行きたくなる。

2020/08/05

袖崎いたる

東浩紀の哲学の一貫性が見えてきている。この本で語られているのは韓国の読者に向けたもので、文化の違う人々に向けたものという誤配可能性の高い郵便空間が透けている。インタビュアーがなかなか良くて、さすが韓国!みたいになりつつ、東は東でおしゃべりがうまいので、デビュー当時の自分を回想しつつ現代まで通底している思考をさらってくれるのよ。「誤配」と「動物」がキーワードになるわけだがね、だいぶわかりいい。ところでなぜかこの本を読メで検索するとちょっと表紙のデザインが似たサンデルのあれが出てくるのはおもしろいぞ。

2020/10/10

なすび

パク・カブン及び安天の、韓国における東浩紀と柄谷行人の受容をめぐる文章が面白い。韓国の現代思想が全然翻訳されてないのは問題で、みんな韓国がどうのこうの言うわりには韓国人がなにを考えているのか知ろうとしていない。戦後補償の問題などの、当事者性と責任がある分野でしか関わろうとしないのは、真の相互理解から遠ざかり、被害者としての韓国の面しか見ないある種のオリエンタリズムになっている。そのような状況の中で現代思想界に一定のプロップスがある東浩紀の新著に韓国現代思想の動向を伝える文章が併録されることの意味は大きい。

2020/07/06

非実在の構想

東の目的意識の見取り図になっていて参考になる。韓国での柄谷行人と東の受容と背景など翻訳者の解説も興味深い。

2020/06/25

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