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「まっすぐ」 (ele-king books)

「まっすぐ」 (ele-king books)

「まっすぐ」 (ele-king books)

作家
橋口亮輔
出版社
Pヴァイン
発売日
2016-02-26
ISBN
9784907276492
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「まっすぐ」 (ele-king books) / 感想・レビュー

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しいたけ

映画「恋人たち」を観終わったあと、小さな劇場のカウンターに置かれた監督のエッセイを迷わず手に取りました。この人の書いたものなら、きっと素晴らしいはずだと。映画同様心に沁みわたるエッセイでした。不器用な人が、よき出会いを持ったり、裏切られたり、自分の小ささにおののいたり、鬱になったり、怒りを抱えたり、映画を撮ったり。その生真面目さが愛おしくて、何度も目を閉じ噛みしめました。心に響いた箇所を抜きだそうと思いましたが、やめます。抜きだしたものでは、きっと切なさが伝わらないと思うから。何度も読み返そうと思います。

2016/03/20

アマニョッキ

10代の頃に「二十歳の微熱」を観たときは身体に衝撃が走った。こんな映画が日本にもあるのかと。「渚のシンドバッド」公開時には監督のトークイベントに参加して、直接橋口監督に質問もしたな。役者さん達がこんなに自然な演技ができるのはどうしてですか?と。あの頃からずっと私のハートを掴んで離さない橋口亮輔の魅力が、ここにぎゅっと詰まった一冊です。もっと多くの人に橋口亮輔作品を観てほしい。

2016/07/18

シッダ@涅槃

感想はまず「当たり!」。読む予定に特に入れてなかった本で「当たった」のは久しぶりな気がする。人生のどん底をみたひとが様々な幸福(肯定)を思い出したり発見することによって回復していく過程を見るようで癒されたし、読んでいてハッピーにもなれた。ほんとにいい本です。

2016/07/03

チェアー

一気読み。なんというか、もごもご文句いいながら、へとへとになりながらも一歩ずつ前に進み、映画を作っている橋口さんの姿に共感します。私が見たのは「ぐるりのこと」と「恋人たち」。どちらも見た直後よりも、少し時間がたってからの方が心に残る映画でした。それらの映画での監督と俳優さんとの関係についても触れられていて、どきどきしながら読みました。誤字があまりにも多いのが玉に傷。

2016/07/19

JunTHR

素晴らしいぞーー!!!シンプルな文体で綴られるのは、映画や映画人への愛や、友人や家族をめぐる話や、人生の苦楽など様々。この連載で綴られた様々な思いが『恋人たち』へと昇華されたのだなぁと素直に思える。とにかく素朴な言葉が的確で、こちらに染み渡ってくるような味わいがある。よくわからない話や泣ける話や笑える話や感動する話やムカつく話。とにかく素晴らしいエッセイ。

2016/03/05

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